出版社内容情報
23年前の「練馬一家殺人事件」の最後の容疑者・壇浩輝のDNA型がついに明らかになり、事件の核心へと迫る!科学捜査研究所研究員、真野礼二。
誰よりも真摯に真実に向き合う彼の元へ、また新たな鑑定資料がやってきた。
身元不明の腐乱死体。混合する2つのDNA型の謎。
女児死体遺棄事件。凶器に残るわずかな血痕、不自然に汚れた衣服に隠された本当の死因。
そして最後の容疑者・壇浩輝の口腔内細胞のDNA型鑑定。23年前、真野の家族を奪った「練馬一家殺人事件」に新たな新事実が明らかに!
古賀慶[コガケイ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
13
23年前の一家惨殺事件を担当した警官を探して鹿児島を訪れた真野。そこで知り合った女社長はDNAを三種持つ特殊な体質だった。7歳の少女の絞殺体の鑑定…性犯罪の被害者ではなかったのがまだ救いだが、娘を自殺ゲームへと導いた両親の不和。後悔してもしきれない結果になってしまった。2019/06/04
サルビア
10
真野は、23年前の一家無理心中の生き残りだった。真野は兄が両親と姉を殺し、自分も自殺したとは思っていない。その犯人を探していた。2019/01/25
Lee Dragon
7
いっき読み。昔科捜研になりたかったが、色覚検査でだめになった思い出2025/01/11
チューリップ
5
真野さんが追う過去の事件の話が少し進展しつつそれとは関係ない事件の話も印象に残った。壇は怖すぎて真野さんが色々動いているけれど全部把握されてそうだなとも感じる。ホテルの社長の話、父親が何を思っていたのかは分からないけど社長を助けたいって気持ちがあるからこその行動だし社長にとって救いがあって良かったなと思ったら次の子供の話が事故なんだけど辛いなと落差が凄かった。2023/04/22
なみキミ
5
1巻ごとに謎が1個判明するペースなの?でも他の事件での鑑定も楽しみたいので仕方ないのかな。2018/10/07