出版社内容情報
大正時代の和風テイスト、ドデカイ武器にオッドアイ、ヤンデレ風の主人公・林檎丸の作家の厨二心が全部詰まった痛快な作品です!時は大正時代。この世の様々な化け物ども・魍魎(もうりょう)を種にして売る「魍魎屋」を営む少女・林檎丸(りんごまる)は、同業者のライバル・八房(やつふさ)の手でバラバラにされた師匠・雪之条(ゆきのじょう)の7つの体を探す旅を続けていた――。立ちはだかるは八房の配下の魍魎たち。ドデカイ武器に、オッドアイ、口が悪くて、超強い林檎丸が、バッサバッサと魍魎を斬るッ!!奇妙痛快冒険譚!!!
白石純[シライシジユン]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レリナ
18
師匠のバラバラになった体を取り戻すべく、動く林檎丸。小さな体でよくあれだけの戦いができるなぁと感心。ボクっ娘な林檎丸だが、見た目の可愛さと相まって容赦なく敵を蹂躙していく様は圧巻。バトルシーンが見応え抜群。これからどんな魍魎と戦っていくことになるのか、楽しみ。林檎丸の活躍に今後も期待したい。残る体を集めるまで、林檎丸の戦いは続く。こういうタイプの漫画はかなり好み。次巻に期待。2018/08/31
緋莢
8
妖怪変化 魑魅魍魎、この世の様々な化け物共を切って、刻んで、すり潰し、種にして売る「魍魎屋」。その魍魎屋を共に立ち上げた無二の親友・八房に、雪之条は七つに引き裂かれ、その体を持ち去られてしまった。だが、雪之条は〝死ねない体”を持っており、その弟子の林檎丸が魍魎屋をやりながら、持ち去られた雪之条の身体を探す旅を続けていた、というストーリー。雪之条が殺されたのが天正十年、本能寺の変があった年。第1話は江戸の幕末、〝鬼の左目”を手に入れた侍の大将と林檎丸が戦います(続く2018/11/12
のれん
8
表紙のストレートな妖怪奇譚感に惹かれ購入。 戦国末期から大正までの壮大な「どろろ」ということでかなり期待したのだが、時系列がすぐさま大正まで飛んでしまい、時系列が前後するという風でもない様子。 個人的には宣伝との噛み合いが悪かったという面が大きい。アクションのコマ割りは気合いが入っていて、そちらの期待は満たしてくれた。2018/08/30
じょり
6
新年一冊目。表紙と試し読みして購入決定。うん、好みな話しだったけど、体を集める設定で「どろろ」を連想した。2019/01/06
飛鳥島ゆたか
4
表紙買い。構図のセンスがずば抜けて良いです。漫画ならではの魅せ方をよく理解していると思います。テンポがやや早くて読む方が急かされてしまうような感じがありました。妖怪あれこれというより、バトルアクションを重視する人におすすめしたいです。なんとなく『足洗邸の住人たち。』を思い出しました。2018/10/12