出版社内容情報
モノノ怪シリーズ最新作『鵺』。コミカルな前半からサイコサスペンスな後半へ、モノノ怪史上、最も斬新な世界観をご堪能あれ。見えぬ、聴こえぬ、触れられぬ。
しかし確かに其処にあるもの。
香の判別を競う「組香」で一人の姫を取り合う四人の男たち。
次第に明らかになる彼らの業とは裏腹に姿を見せぬモノノ怪鵺。
見る者によって形を変えるモノノ怪鵺が生み出す怪異とは。
京の屋敷に香が満ちる時、貴方も、鵺に騙される。
蜷川ヤエコ[ニナガワヤエコ]
■蜷川ヤエコ・・・・・・連載作品に「天保異聞 妖奇士」「モノノ怪」「新撰組刃儀抄 アサギ」など多数。
モノノ怪 製作委員会[モノノケセイサクイインカイ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
り こ む ん
26
シリーズの中で異色の鵺。基本はものすごく鮮やかな色彩のアニメなのだけど、鵺だけはモノクロを基調とした作品。その点では、いちばんマンガに適しているかも?違和感なく、読みやすい画面だった。表紙もしたり顔の薬屋さんがかっこよく、個人的にいちばんお気に入りの作品だったので、期待通りで満足。そして、欲望とは怖いね。鵺は人とあやかしの欲望の集合体。これがいちばん怖い…際限なくひろなる感情だから始末に終えない…そんな感じが鵺にはある2016/11/20
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
19
モノノ怪シリーズ、鵺。「東大寺」というお宝?を求めて参じた三人の男たち。おじゃる殿、関西弁の半井殿、田舎侍の室町殿。しかし後一人が現れず、代わりに訪れるタダの薬売りで…ですよ。アニメ通りの展開なので新鮮な感じはなかったが、ゆっくり読める分、内容がアニメより濃い気がする。ただ、裏薬売りさんとの変身シーンはカラーがよかったなー。脳内補填しつつ読了。座敷わらし、海坊主、のっぺらぼうも古本注文中っ?2019/01/11
十六夜(いざよい)
9
見えぬ、聴こえぬ、触れられぬ。 しかし確かに其処にあるもの。 香の判別を競う「組香」で一人の姫を取り合う四人の男たち。次第に明らかになる彼らの業とは裏腹に姿を見せぬモノノ怪鵺。 見る者によって形を変えるモノノ怪鵺が生み出す怪異とは。 京の屋敷に香が満ちる時、貴方も、鵺に騙される。アニメを忠実にコミカライズしたもの。あまり多くを語らず、絵だけで淡々と進む描写が逆に美しい。2020/09/30
和沙
7
アニメの美しい色彩と、間の取り方がそのままモノクロ漫画になったかのような作品。今回の妖怪は、鳴き声だけがするという「鵺」。どのような顛末になりますことやら…。2016/12/10
奥山 有為
6
アニメで聞き取れなかったセリフがよく分かってそれだけで嬉しい。モノクロ↔総天然色のギャップが綺麗な回だったので、漫画だとちょっと迫力はなくなるかな2016/12/31
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