出版社内容情報
女でありながら画家修行に励むアルテ、しかし他の工房から彼女への非難の声が。果たして彼らに自分を認めさせることができるか?
16世紀フィレンツェ。女性でありながら画家修行をするアルテにほかの工房の親方や徒弟から疑問視する声があがる。
果たして彼らを認めさせ修行を続けることはできるのか―――
アルテの『覚悟』が今一度試される、前進、逆境、試練の第?B巻。
【著者紹介】
2011年に鳴海圭名義で「ハンマーハンマー」(フェローズ18号)でデビュー。2012年からは大久保圭にペンネームを変更。2013年から初連載となる「アルテ」を開始している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろんぱぱ♪
50
ヴェロニカから交渉術を学ぶアルテ、ヴェロニカも分かってたんですよね、アルテの覚悟と決意がそんな問題を突破してしまうこと。アルテは笑顔を忘れない、廻りに仲間と理解者が増える。そんな中、アルテを試すような宮殿大広間の装飾画を同業組合としと取り組む。アルテの仕事と熱意が認められるプロセスが小気味よい。さて、フィレンツェに来訪した依頼人ユーリ、また新たな出会い?次が楽しみ。2016/01/11
ぐっちー
31
キター!フレスコ画!やっぱこの技法なくしてルネサンスは語れない。アルテのど根性は相変わらずなんだが、このパターンでどこまでいくのかな。山あり谷ありのお仕事漫画として面白いんだけど、実在画家や歴史的事件にタッチしないのは何故だろう。ちょっとモヤモヤするのはそのせいか。激動の時代でもあった当時。多方向からスポットを当てて欲しいってのは欲張りすぎかな。2016/01/13
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
25
内容凄いなっ!Σ( ̄□ ̄;)2017/12/21
T.Y.
24
頑固な依頼人・ウベルティーノ氏との交渉に挑むアルテ。その後は同業組合からの依頼で、フレスコ壁画の制作に参加することになる。そこでの活躍が画家修業を続ける条件でもあるとのことで…。相変わらずハードな仕事にも偏見にも折れずに挑むアルテの姿がカッコ良く痛快。恋愛面ではレオ親方の代わりにアンジェロとの絡みが増えた気もするが…まあこちらは今のところアルテが意識していなさそうだけど。ただ下絵の穿孔転写法に関しては、(物の本にはそうあるものの)穴を開けてから顔料をすり込む必要があったのかやや疑問あり。専門的な話だが。2015/06/22
豆乳くま
22
女だから、今の時代よりはるかに足枷になる時代に物ともせずに笑い飛ばすアルテを応援せずにはいられない。工房の親方レオの出自にもむしろその努力への尊敬と更なる『恋心』。フレスコ画の手法が勉強になった。2016/12/16
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