出版社内容情報
女子寄宿舎の危うい秘密。それは、寄宿舎の中で「少年を育てること」…数年間に渡る秘密をめぐるサスペンスストーリー。これは、学校の「秘密」の物語…。由緒正しいオーメロッド女学院に転校してきたアビーの特技は「秘密を暴くこと」。友達と秘密を共有することで仲良くなれる…そう信じていた。女学院には初等部のころから通う「内部生」と受験を乗り越え実力で入学した寮住まいの「外部生」が存在する。外部生たちと一緒に過ごすうちに、アビーは外部生全員でひとつの大きな「秘密」を持っていることを知り……。新鋭が送るオムニバス・サスペンス・ストーリー!
下待迎子[シタマツゲイコ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ume
4
いびつに歪んだ閉鎖世界の名門女子校で秘密裏に育てられるのは身寄りのない男の子なのか影に隠れた百合の花か。2024/06/05
A5のさつき
0
ネットで見かけたときに、瞳の綺麗な絵だなあ……と興味を惹かれ、さらに女子校で男の子をこっそり育てるという背徳的な感じにハートを射抜かれ購入。おねショタあり、百合ありでその手の人なら即座に落ちるのだが、「学校の子供」というタイトルが商売的に惜しい。というのも、検索すると教育論とかばっかり出てきてしまうからだ。これからどうなるかはまだ知らないがとても楽しみにしている。地獄のような閉鎖空間に住むが時期が来れば必ず出ていける少女達と、楽しい生活がおくれる閉鎖空間に住むが出て行く時期はわからない少年との対比が良い。