出版社内容情報
性欲は真実の愛にとって障害となるのか!? 愛に捕らわれ縛られる男の「悲劇」…。
「性欲は真実の愛にとって障害となる」という信念を持つ針辻真の前に不思議な雰囲気をもつ幼女が現れる。A子と名乗った幼女は針辻にも性欲は存在すると嗤いながら指摘する。A子の言葉は「呪い」となり、針辻に彼自身の持つ「性欲」を自覚させていく。自分の中にある信念とは真逆の「汚らわしいもの」を見せ付けられ、次第に壊れていく針辻。A子の存在は針辻にしか認識できない。彼女は幽霊なのか、それとも針辻の抑圧された精神が見せる幻なのか…?
【著者紹介】
1989年生まれ。2012年、第1回登龍門にて『とらごころ』でデビュー。読み切り数本を掲載した後、『十月桜』で初連載、初コミックス化。コミティア等にもサークル「良識派」名義で作品を発表している。



