出版社内容情報
第3部突入――最大の敵【KINJ】が姿を現す!
「想像したものをすべて現実に出現させることができる」物凄い超能力を持った少女【紗名】。彼女が出会った花屋のじいさん【蔵六】は、そんな超能力など気にもせずに「人間として悪いことは悪い」と真正面から説教してくる厳しくも正しい人だった…。6巻より【第3部】突入。羽鳥&歩と一緒に小学校へ通い始めた紗名。平和な日々が訪れたと思ったのも束の間、最大の敵【KING】がこの世界に姿を現した。人類に危機が訪れようとしている―
【著者紹介】
千葉県船橋市出身。2005年「アフタヌーン」四季賞2005冬大賞を『トラベラー』で受賞してデビュー。代表作に『ハックス!』『ぼくらのよあけ』(ともに講談社)がある。2012年連載開始の『アリスと蔵六』で第17回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門新人賞を受賞。「俺マン2013」で8位にランクイン。アニメと猫が大好物。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろんぱぱ♪
31
増えてくるアリスの夢、世界が代わり始める予兆なのか?紗名が蔵六の家族になる。未来の紗名?が語る今の紗名の想いが、未来を垣間見せます。最大の敵となるのか赤の王の出現!一乗が立ち向かうが現実は、本物なのか?紗名は、本当に死んでしまったのか?次々と謎が深まる。SFだなあ。で、余談、一乗さんの術式一番の戦闘服、アリス服?可愛い‼(笑)2017/06/03
ぺぱごじら
11
「アリスの夢」が世間に公表されて静かに混乱が広がる中、学校に通い始めた紗名。「慮る」という姿勢が一番求められる局面で、学校の生徒と駅のおじさんのエピソードが並べられて、人は単に齢を重ねるだけでは成長しないものだよなぁと感じる。ワンダーランドの異変が不安を煽る巻。一条さん頑張れ。2017-1712017/10/15
T.Y.
10
樫村家の養子になり、羽鳥達と共に学校に通い始めた紗名。それでも、自分が本当の子でないことに不安を感じる。同時に、世間にも「アリスの夢」のことが知られ、影響を与えつつあった。ワンダーランドにも異変が起こり、その調査に再び紗名が呼ばれるが…。新たなワンダーランドの化身「赤の王」の登場。害意をもって振るわれれば脅威となる未知の力を前に、恐れ遠ざける者、受け入れ導く者―その意義を、子供達の成長に絡めて繊細に描く。絵的にも『アリス』を活用したワンダーランドの目眩くイメージと久々の一条の活躍が光る。今回も素晴らしい。2016/04/16
ako
8
学校へ通い始め、正式に蔵六の子供になった紗名は嬉しくて楽しいはずなのに、蔵六の亡き妻クロエの信じられないような話を聞いて、自分が本当の子じゃないから話してくれないんだと悩み始める。 紗名そっくりの男の子がワンダーランドに現れ「赤の王」と名乗る。キングにより動かなくなった紗名。紗名は世界はどうなる?2017/03/29
kanon
6
SF色が増して面白くなってきた。紗名をいわば赤ちゃんくらいの状態から育っていくのを見ているので、死んだ、とか書かれると本当に悲しい。一条さんと同じ気持ち。2020/04/24
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