出版社内容情報
この世界で戦い続ける、あなたの背中が生きろと言った。話題のWEB漫画、待望の日本商業コミック化!
人が巨大な虫になる奇病が発症。“虫(カガステル)”は理性を失い人を襲う――
世界的に“虫”の〈駆除〉が認められたのは、世界の人口が三分の二が喰い殺された後だった。
人殺しと言われる無情な〈駆除屋〉の青年キドウは、“虫籠”で死にかけた男に娘を託された。
少女はその男の娘イリ。父の死の悲しみに打ちひしがれ動こうとしないイリの頬を叩くキドウ。
この出会いが二人を、世界を変える。
【著者紹介】
別名義にて『週刊少年サンデー超』(小学館)にてデビュー、連載。週刊連載マンガのアシスタント、読み切り掲載など経て『デザートライオット(全3巻)』(幻冬舎コミックス)を刊行。後に、WEBマンガ『虫籠のカガステル』(橋本チキン名義)が大人気・話題となり、フランスで発売し重版も。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サクジツ
8
人が巨大な虫になってしまう奇病『カガステル』が蔓延する2125年。そんな世界で『駆除屋』として働くキドウは『虫籠』で死にかけの男と出会い・・・。期待以上におもしろかったです。虫は元人間ということもあり、世の人々から毛嫌いされる『駆除屋』。キドウを探して人を肉塊に変えて回る謎の人物。まだまだ謎だらけの作品です。キドウは極東の駆除屋。しかしそのことを隠してE-05で仕事をしているわけとは。ただ、キドウが17歳に見えないのが難点ですかね。20代だと思いました。2016/02/05
帝
4
荒廃した世界観を見ると「世紀末」というワードが浮かびますが、世紀末ってもう四半世紀も昔の話で、その連想の時点で中高年であることを否定できない要素になってるなあと思いました。2024/06/09
北白川にゃんこ
4
古い話だと思ったら当時でも古かったのね2024/06/01
たみ
4
確か無料。人類が巨大な虫と化す奇病により文明がある程度滅んだポストアポカリプス的世界観。絵柄も展開も全体的にクラシカルな作りというか二昔前感があるなあと思っていたらそもそもWeb漫画発らしくちょっと歴史がある感じだった。特に巻末のおまけなんかに時代を感じる。作品としては無難に面白い。2021/10/20
あさひ
4
まあまあまあ。2017/06/04