出版社内容情報
東京大学漫画研究会発行の同人誌でも2012年の注目漫画としてベスト5に入りました。各書評でも注目のタイトルです♪
1920年代のアメリカをモチーフとした街・ロックヴィルシティを舞台に、超人的な力を持つキーマンの謎を追うストーリー。恐竜の姿をしたアレックス刑事と、物語の鍵を握る少女ネクロが、社会の暗部に巣喰う悪の魔術組織と戦ってゆく。単なるヒーローものではなく、人種差別問題から家族の問題までハードな視点を盛り込んでいる大人のSFコミック。アメコミを彷彿とさせる描写が作品世界をさらに充実させています!!
【著者紹介】
北海道出身。『孫一がいくさ』で第9回龍神賞銀龍賞受賞。「COMICリュウ」2009年8月号にて同作品が掲載されデビュー。『KEYMAN-THEHANDOFJUDGMENT-』は「COMICリュウ」2011年6月号より連載開始。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
11
◎ 魔術師フランクが生み出したヒーローの振りをした怪物「キーマン」と、魔女Dr.ネクロが生み出した「ファントム」がロックヴィルの街で激突する。戦いの場で獣人のアレックス警部はネクロが生物の遺伝子を操作して自分たち獣人を創り出した張本人だと知ってしまう。それをきっかけに、ネクロはアレックスの元を去るのだった。自然の理を組み換えてしまうという大きな罪を背負ったネクロと、世界を自分のものにすべく暗躍するフランクの戦いはさらに続く。相変わらずアレックス警部がアツい。2014/03/18
シュエパイ
10
人々の信頼も、仲間も、身分も、右手さえもさえも喪って、ただ一つ残されたのは悪への怒りのみ、と。折れずに戦い続けるアレックスさん、ほんきでかっこいいわ・・・。そんな彼がかつてまいた種の一つは、立派なヒーローの種として育ちつつあるのですね。あぁ、ここからどんな風に立ち向かっていくのか、とっても楽しみなのです2014/03/16
645
6
上流階級の獣人差別意識には反吐が出る。他種族との共存社会を描いている作品は多くあるが、比較的共生出来ていると感じる『KEYMAN』の世界でも保身に走る連中の考えはこの程度という事。ネクロが去ったタイミングという事もあって、彼女がこの人間と獣人、キーマンに関わる問題にどういった思いを持っているのかはより知りたい事項になった。しかし、アレックス警部の信念は強固極まりないな。サリーとの絆を感じる会話も印象的だった。表紙の二人は行為はアダルトだけどまだ若いと感じる不思議(笑)所々下書き状態だったのは少し心配。2014/04/12
北白川にゃんこ
5
大ピンチ!しかしアレックスは諦めない2023/12/18
すけきよ
4
前巻あたりから気になってるんだけど、絵がわかりにくくなってるんだよなぁ。忙しいのか、画材でも変えたのか……2014/03/15