出版社内容情報
東京大学漫画研究会発行の同人誌でも2012年の注目漫画としてベスト5に入りました。各書評でも注目のタイトルです♪
1920年代のアメリカをモチーフとした街・ロックヴィルシティを舞台に、超人的な力を持つキーマンの謎を追うストーリー。恐竜の姿をしたアレックス刑事と、物語の鍵を握る少女ネクロが、社会の暗部に巣喰う悪の魔術組織と戦ってゆく。単なるヒーローものではなく、人種差別問題から家族の問題までハードな視点を盛り込んでいる大人のSFコミック。アメコミを彷彿とさせる描写が作品世界をさらに充実させています!!
【著者紹介】
北海道出身。『孫一がいくさ』で第9回龍神賞銀龍賞受賞。「COMICリュウ」2009年8月号にて同作品が掲載されデビュー。『KEYMAN-THEHANDOFJUDGMENT-』は「COMICリュウ」2011年6月号より連載開始。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュエパイ
9
やっぱりあの異形も、改造されただけの小さな子供なんだ・・・。かつて畜生以下の扱いを受けていたサリーおばさんの、「私があなたの居場所を作ってあげる」って言葉の頼もしさに、行動力に、安堵と涙。巻末の番外編からして、きっとかつてアレックスにいってもらった言葉なんだろうな♪そして明かされるキーマンと獣人たちの真実。最後のあの男の子とファントムの戦いは・・・どこかにすくいはあるのかなぁ・・・?2013/08/23
645
6
“KEYMAN”に関する真実が明かされ核心に迫る展開へ。面白かったですね!特に敵の親玉がネクロの息子である事やネクロ自身が今の状況を引き起こした元凶であると分かった場面はゾクゾクしました。アレックスとのコンビ解消か?という流れですが、そもそも副産物として獣人を生み出し彼らに理不尽な差別を体験させた事を充分に悔いていながら今迄歩みを共にしていたのは何故か…ネクロの気持ちは本来もう固まっていると思う。問題は勇気を出せるか…秘密を明かせなかった事、息子を相手にする事。彼女の頑張り次第で大きく展開が左右されそう。2014/01/24
北白川にゃんこ
5
獣人と繋がってくるのか2023/12/18
kasukade
5
この世界の謎解きのみでしたがその謎解きが面白い!石川賢さんのようなどんな設定も必ず理屈付してしまう面白さがありました。今までは風呂敷が広がって行く楽しさで今回からは風呂敷を畳む寂しさと破れないようにキッチリ紐を結ぶ上手さに目を奪われます。わらいなくさんの力なめてました。すいません。ホント面白いわ。2013/08/16
monkey
4
当初から提示されてきた謎はだいたい解き明かされた感じですが、バトラーがフランク様の意思とは別の目的を持っていそうで、まだまだ物語りは二転三転しそうな気がします。初代キーマン軍団がフランク様の車を運んでくるシーンは圧巻ですが、なんか笑えます。2013/08/16
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- 和書
- どの色よりも逞しく