出版社内容情報
中国四千年の『裏世界』。なぜここまで残虐になれるのか!?これほど多種多様な、これほど残忍な行為がこの世にあったのか…。
抽腸(腸ひきずりだし)、凌遅(切りきざみ)、剥皮(皮はぎ)…中国歴代の刑罰は、その種類の多様さ、方法の苛烈さ、受ける側の悲惨さにおいて突出した展開を見せてきた。ほしいままに人間の肉体と精神を破壊しつくす数かずの“秘術”や“絶技”は、なぜ、何ものによって、いかにして、編み出されたのか。膨大な史料を駆使しつつ、想像を絶する「酷刑」の全容に迫った、驚異の「禁断の中国史」。
【著者紹介】
『宦官』(徳間文庫カレッジ)ほか
内容説明
酷刑は文明度をうつしだす鏡である。ほしいままに肉体と精神を苛む秘術と絶技。中国四千年の裏世界。
目次
凌遅(りょうち)―切りきざみ
車裂(しゃれつ)―車ざき
斬首(ざんしゅ)―うち首
腰斬(ようざん)―腰きり
剥皮(はくひ)―皮はぎ
炮烙(ほうらく)―銅柱やき
烹煮(ほうしゃ)―釜ゆで
剖腹(ほうふく)―腹さき
抽腸(ちゅうちょう)―腸引きずりだし
射殺(しゃさつ)―射ころし〔ほか〕