出版社内容情報
【著者紹介】
やまだいら・しげき 1953年山形県生まれ。法政大学卒業後、フリーライターとして活躍。著書はベストセラーとなった「ヤクザに学ぶ」シリーズほか「残侠」「愚連隊列伝 モロッコの辰」など多数。小社刊行の近著に「連合赤軍物語 紅炎」がある
内容説明
「昭和残侠伝」「網走番外地」…今明かされる「健さん」の全魅力!「知られざる製作秘話」が関係者の全証言で甦る。
目次
第1章 人生劇場飛車角
第2章 昭和残侠伝唐獅子牝丹
第3章 緋牡丹博徒
第4章 日本侠客伝
第5章 仁義なき戦い
第6章 山口組三代目
著者等紹介
山平重樹[ヤマダイラシゲキ]
1953年山形県生まれ。法政大学卒業後、フリーライターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーイチ
15
他の人も指摘している様に高倉健の逝去に合わせた便乗本。小生としては、仁侠映画で購入した積りなので、問題はないが、恥ずかしい。仁侠映画と呼ばれたジャンルをずうっと見渡している。著者が老人では無いので、資料的な叙述で淡々と綴られている。プロデューサーと監督と脚本家の聞き書きがメインで、当時の狂った様なブームが思い出された。最近、東映映画にどっぷりの状態でこれは感覚的に中毒している位になっていて、小津とか黒澤とかとは全く別な小宇宙では無かったかと思っている。良くも悪くも大衆芸能の一番広い所を網羅していたと思う。2015/03/27
midnightbluesky
6
素晴らしい内容なのに、書き手によってこれほど冷静になれるものなのか、と変な感心をしてしまった。2017/03/05
駄目男
4
この本は一応『高倉健と任侠映画』と銘打ってあるが実情は東映の大プロデューサー俊藤浩滋の一代記と言っても過言なき書ではないかと思う。 俊藤浩滋とは寺島しのぶの祖父、つまり藤純子の父になる。 『日本任客伝』『昭和残侠伝』『緋牡丹博徒』のどの生みの親で鶴田浩二、高倉健、若山富三郎、藤純子の育ての親でもある。 プロデュースした作品は289本、まさに任侠映画のドンとも言われた人。 出会いのドラマ満載の1冊だった。 映画制作は一期一会ですね。2015/02/25
Shu Watanabe
2
高倉健死去で付けたタイトルだろうが、俊藤浩慈プロデューサーの一代記の体。元は徳間書店刊の「任侠映画が青春だった」の新装版。作者が同じ県出身で年世代というので購入し、あの当時の映画館ですれ違っていたのだろうなと思いながら読んでいたら、作者は法政大の日学同出身のルポライターで ヤクザ関係の著書が多い人だった。 2015/03/10
リEガン
2
『高倉健』に惹かれて購読したが、内容は『東映任侠映画史』。それはそれで興味深く面白かった。2015/02/19
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