5次元文庫marginal
生命・DNAは宇宙からやって来た

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784199060922
  • NDC分類 440.4
  • Cコード C0144

内容説明

本書は、天文学における20世紀最大の「はぐれ馬」、フレッド・ホイルと、学生時代からの共同研究者だったチャンドラ・ウィクラマシンゲによる宇宙生物学の本である。ホイルはすでにノーベル賞級の成果を上げ、世界的に著名な理論天文学研究所を創設し、ナイトの称号も受け、いわば功成り名を遂げた人物である。そんな人物が「地球の生命は宇宙から来た。そして、現在も来続けている」という、世間の常識に真っ向から反するような異端の学説を唱えた。そのセンセーショナルな学説の中身とはどんなものだろうか。

目次

第1章 生命の起源と進化の鍵を握る彗星とは何か?
第2章 地球大気へ侵入する彗星の物質たち
第3章 地球における生命の誕生
第4章 進化のメカニズムを検証する
第5章 宇宙からやって来る病原体
第6章 地球外の太陽系天体に生命は存在するか?
第7章 星を生み出すもの―星間物質は何からできているか?
第8章 生命は宇宙の壮大なサイクルとつながっている
第9章 銀河宇宙の進化をコントロールする宇宙塵
第10章 地球外知的生命体は存在するか?
第11章 宇宙的知性の究極の存在―コズミック・インテリジェンス

著者等紹介

ホイル,フレッド[ホイル,フレッド][Hoyle,Fred]
天文学者。1915年イギリス生まれ。2001年8月に死去。ケンブリッジ大学天文学研究所所長、カーディフ大学名誉教授等を歴任。恒星内で重元素が生成される過程を解明したことで知られる。1957年王立協会会員に選出され、1972年ナイトに叙せられた。1997年クラフォード賞を受賞

ウィクラマシンゲ,チャンドラ[ウィクラマシンゲ,チャンドラ][Wickramashinghe,Chandra]
天文学者。1939年スリランカ生まれ。カーディフ大学カーディフ宇宙生物学センター教授・所長。カーディフ大学応用数学天文学名誉教授。1960年代から故フレッド・ホイルの共同研究者として星間物質と宇宙生物学の研究に従事し、天文学に重大なパラダイムシフトを引き起こした

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
脳科学者。1962年10月20日東京生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授(脳科学、認知科学)。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年、『脳と仮想』で、第4回小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

河童

1
フレッド・ホイルの説は独特だが、異端としてわきに置きやる事は出来ないと感じる。定常宇宙説にしても、生命の起源における化学進化説の否定にしても、はたまたダーウィニズムへの疑義にしても、言われてみれば、確かにそうかもしれない、と感じてしまう。視野を地球から広大な宇宙へ転じることで、フレッド・ホイルの言説が現実味を帯びてくる、そんな気がした。今後ますますパンスペルニア説を裏付ける証拠が明らかになってほしい。そう思わせる一冊でした。2014/06/19

naoto

1
自分もなんとなく、地球生命の起源は宇宙にある、と思ってたんだよなぁ。科学の歴史では"非常識"な理論が正しかったりするから、「地球生命の起源は宇宙にあり」もないとは言い切れないぞ。2011/12/05

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