- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 徳間デュアル文庫
内容説明
ボスポラス帝国の大艦隊が、ついにオルヴィエート本星を攻撃した。しかも、ラムセス星域を消滅させた“思考体”の一派も、活動を始めていた。だが、オルヴィエートの独立をあきらめるわけにはいかない。わずかな艦隊を率いて大宰相ケマル・エヴヂミクに挑むジェラルド。そしてエレオノーラは“嘆きの宙峡”と“金融市場”を武器とした、危険な一手に勝機を賭けた。銀河の命運を決する最後の戦いの結末は…。シリーズ開始から十年を経て辿りついた、あまりにも感動的なラストシーン。巨篇完結。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に…」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞。「創竜伝」「アルスラーン戦記」など、多くの人気シリーズがある
荻野目悠樹[オギノメユウキ]
1965年2月2日、東京都生まれ。横浜市立大学商学部卒業。「シインの毒」で1996年度集英社ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
7
世間の評価が必ずしも実像を示している場合ばかりではない。事実を基にしていたとしても、なぜそれを行ったのか、また、行わなければどうなっていたのかまで考えてくれるとは限らず、また、それに対して反論することも難しい。すべての人に理解してもらうなど不可能だが、だからこそ身近な人には知ってもらえるように動くことが大切になる。2016/04/25
*こころ*
3
★★★★☆ 2010年発行。 積読本…といっても購入日は今年(2017年)だから半年間くらいかな。 書店で買うのが好きなんだけどなかなか見つからず通販で。 読み始めたきっかけは最初の数巻を田中芳樹ファンの知人から借りたこと。 読み始めたら最後まで読みきりたいクソ真面目なA型性格w 途中、「あんま面白くないかも…」とか思ったこともあったけど。 これまた途中から面白くなってきた。 という不思議な作品。 宇宙空間規模の親子喧嘩な話かと思いきや…金融経済SF!? またいつか再読してもいいかな。うん。2017/12/22
御伽
3
あああん…もうちょっと…ベタすぎるよ最後2011/02/24
chie
3
最後に主要キャラたちがこうも一気に逝ってしまうとは・・・。スペースオペラ風ではあるけれど実際は経済のことを中心に据えている話なので、ノーラやセルベッジアの宇宙を見通せる力(?)の部分だけ物語から乖離してしまっている。最後にベアトリーチェが唐突に強くなりすぎていてビックリ…10巻掛けて強調していって欲しかったな。田中さん原作だから分ってはいるけど主人公がだれだか分らなく終了(苦笑)2011/01/24
ユイ
3
原作が田中さんの時点で覚悟はしてましたが、こうまであっさり大量殺戮されるとはなぁ。お涼さんシリーズも心配になってきた。とりあえず最終巻が読めて良かったです。2010/12/27