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内容説明
「ヴァンフリート星域の会戦」の功績で18歳にして少将の階級を得たラインハルト。自らも少佐となったキルヒアイスだったが、彼の望みは昇進よりも、常にラインハルトとともにあることだった。宇宙暦794年10月、同盟軍はイゼルローン要塞攻略に向けて戦闘を開始する。「薔薇の騎士」第13代連隊長に任命されたシェーンコップは、かつての指揮官リューネブルクを戦場に引きずり出すべく、帝国軍への挑発を繰り返すが―。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に…」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
浮草
8
シェーンコップは水滸伝にいそうなキャラだな。ヤンとラインハルトは匿名のうちにも対峙していたのね。2022/03/25
Tetchy
7
今回惜しまれるのはリューネブルクが何故斜に構えて人に接するかという理由付けが成されなかったこと。作者の狙いはリューネブルクと他の登場人物とを絡ませることで仄めかそうとしたのだろうが、成功しているようには思えない。非常に勿体無い(特に最終章でケスラーがラインハルトに語るある事件のエピソードで第6章のリューネブルクが妻に向ける台詞の意味が全く変わってしまうのが見事であるだけに本当に惜しい)。2009/07/08
東森久利斗
4
喜怒哀楽の感情、体臭と血生臭、アルコール、絶望感、損失感、高揚感、正史からは伝わってこない生きている人間の臭い。キャラクター設定を補完、脚色、肉付けの一助に足るようなエピソード、全てに躍動感のある時代、純粋で輝かしく初々しいセピア色の1ページ。戦争が日常化、戦闘が業務、仕事として心身にしみこみ、精神が麻痺、崩壊している様が悲惨。進歩することのないリアル社会と何ら変わらない愚かな所業。2025/01/27
カモミール
3
リューネブルクの最後は潔かった。性格に問題があったとはいえ、薔薇の騎士連隊、元連隊長であったのが頷けます。彼は彼なりにエリザベートを愛し、エリザベートもリューネブルクを愛そうと努力したけれど無理だったんですね。もし、2人の関係がうまくいっていれば、リューネブルクの生き方もかわっていたかもしれないですね。2013/03/11
小夜
3
久々の銀英伝!ほんと久々に世界に浸れて満足。口絵のキルヒアイスがすごくいいです。ここに登場している人はほとんどが後に亡くなってしまうと思うととても切ない。ささやかな感傷旅行―センチメンタル・ジャーニー。それにしてもみんな若いなぁ。第六次イゼルローン攻防戦、ちまちましたところに後の部下たちが出てきていい。最後の章題「千億の星、ひとつの野心」&締めの文が好き。現代の古典、と解説で称されているのもいい。2012/12/11




