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内容説明
クラムジーが消えた!―なんでもどこでも運ぶのがモットーの、汎銀河郵便局の二人組、イル&クラムジーが今回訪れたのは、楽園もかくやというリーサック星系。そこは遺伝子工学を駆使した絢爛豪華かつ支離滅裂な、巨大なゲーム盤であった。いつしかゲーム参加者となっていた彼らが遭遇するのは、奇妙なやつらに、奇妙なできごと。そして、いつしか離ればなれに…。相棒探しに奔走するイル・コンシーヴドの胸を、説明しがたい気持ちがよぎる―これは、もしかして愛?スペース・コメディー第二巻。
著者等紹介
大原まり子[オオハラマリコ]
1959年大阪生まれ。聖心女子大学卒業。1980年『一人で歩いていった猫』が第6回ハヤカワSFコンテストに佳作入選、デビュー。1991年『ハイブリッド・チャイルド』で第22回星雲賞日本長篇部門受賞。1994年『戦争を演じた神々たち』で第15回日本SF大賞受賞。1998年、原作を担当したラジオドラマ『サイコサウンドマシン』で、ギャラクシー奨励賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かい
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めくるめく映像美のイメージ。グロテスクなイメージが美しいイメージに変換されて話は進んでいく。大人向けロールプレイングゲームといった印象。短編よりも長編の方が相性がよさそう。ひとつ前の『金色のミルクと白色い時計』に出てくる缶詰につながるラインもあり。最後のコンスールーズ人の海は、最近読んだ惑星ソラリスを思い出させた。2015/12/13
たま
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シリーズものだったのか…2014/01/18
ナガサワ
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恋愛と生死とギャンブルと。熱くなったり、ハメをハズしちまったり、人生を狂わせたり。そんな最中にいるんだもの、イル→クラムジーは確実だよ。問題は、クラムジーがそれを悪気もなく利用するところ。2012/11/07
里希
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ゲームの中という設定と次々に起こる不条理に思える自体に??ってなりながら読んだけれど、とりあえずイルがクラムジーが大好きだっていうことはよくわかった。2010/02/03
sa-ki
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要領よく(?)ゲームをこなすクラムジーと、複雑な思いを抱えながら奔走するイル。二人があまりにも対照的で面白い。2009/03/07