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内容説明
かめくんは、自分がほんもののカメではないことを知っている。ほんものではないが、ほんもののカメに姿が似ているから、ヒトはかめくんたちのような存在をカメと呼んでいるだけなのだ。だから、カメではなく、レプリカメと呼ばれたりもする。―「木星戦争」に投入するために開発されたカメ型ヒューマノイド・レプリカメ。「どこにも所属してない」かめくんは、新しい仕事を見つけ、クラゲ荘に住むことになった。しかしかめくんはかめくんであってかめくんでしかないのだった…。異才が描く空想科学超日常小説。
著者等紹介
北野勇作[キタノユウサク]
1962年、兵庫県生まれ。甲南大学理学部応用物理学科卒。1992年、「昔、火星のあった場所」で、第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。著書に「クラゲの海に浮かぶ舟」など。劇団『虚航船団パラメトリックオーケストラ』の役者でもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぜんこう
24
北野勇作さん安定の(?)レプリカメ小説。 模造亀(レプリカメ)、機械亀(メカメ)、亀記憶(カメモリー)、亀手紙(カメール)の4章。「この宇宙のすべては、たったふたつの要素に分けることができる。すなわち、甲羅の内と外。」・・・哲学的(笑)2019/06/04
いっちゃんず
19
木星での戦争のために作られたカメ型ヒューマノイドが、荷役の仕事に就いて日常を過ごす話(?)。作りものなのかもしれない外界と日常。作り変えられたのかもしれない、そもそも己のものなのかわからない自我。哲学的な雰囲気。2001年1月初版。SFの、当時の到達点のひとつなのだろう。2018/03/01
稽子
13
★★★ 時系列的には『カメリ』の前なのかな? 繋がっているような、繋がっていないような。 「おお、これは、火星銘菓『タヌキ饅頭』じゃないかあ(中略)この低重力下で練り合わされた生地とこしあんの具合がまたなんともなあ、いいんだよなあ、これ値打ちもんだよ、うんうん」 こういう素っ頓狂でコミカルなSF、地味に好き。2022/10/22
あー
11
最後まで読めたけど、私の理解の範疇を越えてる。よくわからなかった。残念2018/05/13
こよみ
11
哲学的で不思議な話だった2018/02/12




