出版社内容情報
伊豆の地にひとり流された源頼朝は、
まだ十代の少年だった。
土地の豪族にうとまれ、
命さえねらわれる日々に、
生きる希望も失いがちな頼朝のもとへ、
ある日、意外な客が訪れる……
かつて、頼朝の命を不思議な方法でつなぎとめた
笛の名手・草十郎と、妻の舞姫・糸世の運命もまた、
この地に引き寄せられていたのだった……。
北条の領主に引き渡され、
川の中州の小屋でともに暮らし始めた
頼朝と草十郎。
だが、土地の若者と争った頼朝は、
縛り上げられて「大蛇の洞窟」に投げ込まれ……?
土地神である神竜と対峙し、
伊豆の地に根を下ろしていく
少年頼朝の姿を、
ファンタジーの名手が描く異色作!
内容説明
伊豆の地にひとり流された源頼朝は、寄る辺なく、生きる希望も失いがちな少年だった。だがある日、意外な客が訪れた。かつて頼朝の命を不思議な方法でつなぎとめた笛の名手・草十郎と、妻の舞姫・糸世の運命もまた、この地に引き寄せられていたのだった…。土地神である竜と対峙し、伊豆の地に根を下ろしていく少年頼朝の姿を、ファンタジーの名手が描く異色作!
著者等紹介
荻原規子[オギワラノリコ]
1959年東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒。1988年『空色勾玉』でデビュー。日本を舞台としたファンタジーの書き手として一世を風靡、アメリカでも翻訳出版されて話題を呼ぶ。ほかの作品に小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞、IBBYオナーリスト文学作品部門賞の4賞を受賞した『風神秘抄』(徳間書店)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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