出版社内容情報
婀娜な女壷振りと童女を襲う凶刃
弱きを助く九十郎の剣が唸る!
女渡世人の秘密とは…
長篇時代剣戟
女渡世人おまさは宿場の旅籠で親子三人連れと同宿し、娘のお玉に懐かれる。
その夜、何者かが来襲しお玉の両親が殺害された。
危うく難を逃れたお玉は不相応な小判を所持していた。
宿帳に記された江戸の住処までお玉を送り届けることになったおまさ。
追手が再びお玉を襲うが、偶然、九十九九十郎が窮地を救う。
九十郎も内済ごとの絡みからおまさを捜していたのだ……
長篇時代剣戟。
内容説明
米問屋の手代が店の金を持ち出して一家で夜逃げを図った。途中、旅籠で手代夫婦は追手に殺害されるが、同宿の女渡世人おまさの救けで幼い娘は難を逃れた。金を追う町方と問屋の執拗な追撃。おまさと童女の窮地を、偶然、九十郎が救う。九十郎も内済ごとの絡みでおまさを捜していたのだ。行方不明の金は追手にとって後ろ暗い出所のものだった。九十郎は破邪の剣が、弱きを助け悪を断つ!
著者等紹介
辻堂魁[ツジドウカイ]
1948年、高知県生まれ。出版社勤務を経て作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kei302
32
徳間文庫さん、表紙が残念です。残念すぎます…。子どもの描写がとても巧い辻堂さん。家事を任せられているお七ちゃんが出てくる場面、大好きです。何度も言いますが残念な表紙イラストです。2025/05/20
ひさか
16
2016年6月徳間文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。2025年3月徳間時代小説文庫新装化。旅の始まり、老侍、御家人の娘、望郷、北へ、償い、の章で構成。女渡世人というのがでてきて、ラストで、九十郎と共闘するところが見応えのある剣戟だった。見どころが、そこだけで少し残念。2025/05/02
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