徳間文庫<br> 愚かな薔薇〈上〉

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徳間文庫
愚かな薔薇〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198949792
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

母方の故郷・磐座を訪れた少女・奈智は、
あるキャンプに参加。その目的は――?
吐血、変質して、どうなる?
青春小説? ホラー? ファンタジー?
恩田ワールド全部盛りにして、到達点!


「構造的には、世界の秘密を発見する本格
SFだが、同時にファンタジーでありホラ
ーであり伝奇小説であり思春期小説であり
ラブロマンスであり少女漫画であり……と
自在にジャンルを横断し、見たことのない
世界へ読者をいざなう。恩田陸のジャンル
小説の集大成とも言うべき大作だ」
 ――大森望(翻訳家、書評家)
    週刊新潮より


十四歳の少女、高田奈智は、四年ぶりに磐座
の地を訪れた。二カ月の間、磐座城周辺で行
われる、あるキャンプに参加することになっ
ている。しかし到着の翌朝、体の変調を感じ、
激しく多量に吐血してしまう。そして奈智は、
親戚の美影深志や同じキャンプに参加する天
知雅樹らから、今回の目的を聞くことになる。
それは、星々の世界―― 外海に旅立つ「虚ろ
舟乗り」を育てることであった。

内容説明

十四歳の少女、高田奈智は、四年ぶりに磐座の地を訪れた。二カ月の間、磐座城周辺で行われる、あるキャンプに参加することになっている。しかし到着の翌朝、体の変調を感じ、激しく多量に吐血してしまう。そして奈智は、親戚の美影深志や同じキャンプに参加する天知雅樹らから、今回の目的を聞くことになる。それは、星々の世界―外海に旅立つ「虚ろ舟乗り」を育てることであった。

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
1964年生まれ。92年『六番目の小夜子』でデビュー。『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞、『ユージニア』で日本推理作家協会賞、『中庭の出来事』で山本周五郎賞、『蜜蜂と遠雷』で直木賞と本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bunmei

100
恩田作品は『蜂蜜と遠雷』の様にヒューマンドラマの印象が強いが、本作はSFファンタジー、ミステリー、ホラー、青春群像劇等の様々なエンターテイメントを盛り込んだ作品。常陸国に伝わる『虚ろ船』をモチーフに、人々の憧れである『虚ろ船』の船乗り養成キャンプに参加した少女・奈智の苦難と葛藤を中心に描かれる。そして虚ろ船が向かう『外海』や船乗りとなった人々の運命、養成の為の儀式である『血ぎり』、残虐な『木霊』の正体等、ミステリアスで血生臭さも漂わせて物語は展開。一方で大人達の腹黒い利権問題も絡み合う中、下巻へと続く。 2024/12/29

ピース

38
奈智はとあるキャンプに参加する。しかしただのキャンプではない。不穏な空気が流れてると共に謎が深まるばかり。奈智は浩司と「血切り」をしたのか?そしてこれからどうなる?下巻へGO.2025/03/04

くるぶしふくらはぎ

30
地球上でやがて滅びる人類のために、虚ろ舟に乗り、人類が暮らせる星を探す、それが虚ろ舟乗りの役目である。長い旅に耐えるには、永遠の命が必要であり、その資格のあるものはカラダが変質し、他人の血を啜る。なんとも、SF 少女コミックのような設定で、昭和生まれの自分にはそそられるが、どちらかというと横溝正史風の「村」の因習ジャンルっぽい感じの上巻でした。さて、変質を迎えている主人公の奈智は、下巻で、どのような選択をしていくのか、楽しみ。2025/03/23

楽駿

28
品川図書館本。恩田氏の作品の系統は幾つかある。その中でこの作品は、デビュー作に属する。そして個人的には、小野不由美氏の『屍鬼』を思い出した。ただ、その中でも、より長い命を得た者を「愚かな薔薇」と呼ぶところに、この先が透けて見える。人の望みは何処にあるのだろう。どんな愚行を犯しても生きたいのが人なのか、建前で人として生きていくべきなのか、自分なら何を選ぶのか。まして、その選択が人類の将来に繋がっているのなら、どうするのか。生き続ける事の正しさ、或いは、間違いを誰が決めるのか。なかなか深い思いに考えさせられた2025/03/01

特盛

27
評点は下巻で。恩田陸のSF超大作文庫化、という触れ込みの 平積みを見て手に取る。確かに、トッピング全盛のラーメンみたいである。山奥の伝奇的風習、ヴァンパイアみたいな存在の設定は小野不由美の屍鬼を思い出す。終末世界の到来、宇宙探索、ボーイミーツガールとその他エンタメ要素は盛沢山だ。心理描写として、変容していく自分と変わりたくない自分、未来への希望と不安が主題的に描かれる。ああ、10代が懐かしい、あの時間はどこに行ってしまったのとおじさんちょっと悲しくなる。2025/05/10

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