内容説明
将軍の腹心となる大名を探し出すべく、廻国剣術修行を装って旅に出た射貫大伍。武蔵国につづいて水戸を訪れるが、不審を抱く。徳川御三家の城下町にしては寂れているのはなぜか―。そして、道中に見え隠れする不穏な武士の影。殺気を察知した大伍の太刀が閃いた!激化する対抗勢力の妨害工作。日に日に増す密命完遂への重圧。危難の小人目付を描く大人気シリーズ、驚愕の第四弾!
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞。22年、「百万石の留守居役」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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goodchoice
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相変わらず細かい説明が多く、筋立てがなかなか進まない。さっさと話しを前に進めて欲しい。2025/02/16
gigi
0
全体を通して、説明は細かくて筋がすっきりせず読みづらかった。面白かったのは、大伍の許嫁の佐久良は黒鍬者の組頭森藤の娘で、黒鍬者は甲州武田家が抱えていた山忍を祖とし、武田家の躍進を支えた甲州金山の発見、発掘、管理を行うだけではなく、他国の間者への対応も黒鍬者の仕事だったとあって、先週読んだ「武田の金、毛利の銀」の話と繋がり興味深く読みました。武田家で活躍する黒鍬者の本が書けそうだな、、、と思いました。2025/02/08