出版社内容情報
天下の御意見番として知られた大久保彦左衛門。
その子孫である直参旗本の彦右衛門は、御書院番頭として、将軍家定に仕え、自身も〈天下の御意見番〉と呼ばれている。
ある日、家族総出で菩提寺に先祖供養に行ったおり、「寄進すれば、救われる」と叫ぶ、怪しげな修験僧たちに遭遇する。
それは、恐るべき陰謀の端緒だった。
黒船の来航で世情が騒がしくなるなか、千石の直参旗本の彦右衛門は、十二人の子供たちと孫たちとともに困難に立ち向かっていく。
各社で人気シリーズを持つ著者による書下し痛快時代小説の第二巻!
第一話 人を欺くなかれ
第二話 慈悲をもって
第三話 悪しき友とは
第四話 まずは民の利
井川香四郎 著作リスト
内容説明
天下の御意見番と言われた大久保彦左衛門。その子孫である直参旗本の彦右衛門は、御書院番頭として将軍家定に仕え、自身も“御意見番”と呼ばれている。家族総出で菩提寺へ先祖供養に行ったおり、「寄進すれば、救われる」と叫び、過激な行動をとる僧たちと遭遇した。それは恐るべき陰謀の端緒だった。黒船来航で世情が不穏になるなか、彦右衛門は、家族とともに困難に立ち向かう。
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年、愛媛県生まれ。中央大学卒業。柴山隆司の筆名で書いた時代小説『露の五郎兵衛』で、小説CLUB新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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