出版社内容情報
娯楽文学の王道を疾駆する「門田泰明時代劇場」の代表的長篇!
拵屋の異名を持つ銀次郎は、大店のお内儀や粋筋の姐さんらの化粧や着付けなど「拵事」では江戸一番の男。だが仔細あって、雄藩大名、いや時の将軍さえも手出しできない存在だった。その裏事情を知る者は少ない。そんな銀次郎のもとに、幼い女の子がひとりで訪ねてきた。母上の仇討ちを助けてほしいという。母娘の頼みを引き受けた銀次郎は、そうとは知らず修羅の道を突き進んでいく。
この男には天下の将軍といえども手出しでき申さず! 殺された友の仇を討つため遭遇した姿亡き謎の凶悪組織!!
ベストセラー、拵屋銀次郎半畳記シリーズ、刊行10周年を記念し、第1作目を新装版で!
内容説明
大店の妻女や粋筋の姐さんたちの化粧や着付けなどの「拵事」では江戸一と評判の銀次郎のもとに幼い少女が訪ねてきた。母親は宿で臥せっているという。西国二見藩の国家老を務める父親が惨殺され、母娘二人で仇討ちの旅に出たのだが、その手助けをしてほしいと懇願されたのだ。折りしも江戸市中では凶賊集団が暗躍、やがて銀次郎は修羅の道を突き進むことになった!