出版社内容情報
大丈夫。ただ、人を殺しただけ――
自分を守ったあの日から悲劇が始まった
昼近くに目が覚めた高校三年生の小西智子は、ぐっすり眠ってしまったことが自分でも信じられなかった。
もしかして昨夜のことは夢だったのか。
膝を見下ろすと、そこにはあの人から逃げようとしてできたあざ。
恐ろしくなって何もかも忘れてしまおうとした智子に、大学から帰ってきた姉の聡子が泣きながら言った。
「片倉先生……死んじゃった!」
誰にも言えない秘密が智子を追い詰める――。
内容説明
昼近くに目が覚めた高校三年生の小西智子は、ぐっすり眠ってしまったことが自分でも信じられなかった。もしかして昨夜のことは夢だったのか。膝を見下ろすと、そこにはあの人から逃げようとしてできたあざ。恐ろしくなって何もかも忘れてしまおうとした智子に、大学から帰ってきた姉の聡子が泣きながら言った。「片倉先生…死んじゃった!」誰にも言えない秘密が智子を追い詰める―。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。’76年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。ミステリの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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