徳間文庫<br> 再雇用警察官―七色の行方不明

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徳間文庫
再雇用警察官―七色の行方不明

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198948849
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人生百年時代の警察小説。定年退職後、再雇用警察官として長年のキャリアで培った人脈や刑事の勘を存分に活かして事件を解決に導く安治川信繁の活躍! 高橋英樹主演でドラマ化され(テレビ東京)人気シリーズとなっている。
 
熱血刑事として鳴らした安治川信繁はキャリアの晩年、親の介護や事故死した弟夫婦の遺児を育てるために時間的に余裕のある内勤に転じて、その実力を惜しまれていた。60歳で定年退職を迎えた彼は大阪府警に新設された特異行方不明者か否かを認定する消息対応室に再雇用警察官として雇われた。給料半減、昇進ナシ、手柄も現役組のものとなるという条件ながら、退職金の心配無用、面倒な組織のしがらみも無関係で、かえって伸び伸び捜査ができると定年前よりも生き生きと第二の人生を過ごしている。現役時代に培った幅広い人脈は安治川ネットワークとも呼ばれ、思わぬところから助っ人が次々と飛び出して、同僚の新月良美巡査部長や芝室長をたびたび驚かせている。単に行方不明者を捜索する部署かと思いきや、安治川の鋭い勘と筋読みは、その背後に潜む思わぬ犯罪を浮き彫りにし、しばしば難事件を解決に導いている。

第一話「黄金の闇」ネット社会の浸透は目を見張るものがあり、いまや出会いや結婚までネットを介してのものが主流になろうという勢いだ。かつてのリアルなやり取りに比べればお手軽で守備範囲も広いのだが、それゆえの危うさも孕んでいることは否めない。そんな状況下で起きた行方不明事件を追う安治川ら消息対応室が直面する現代の深い闇…。
第二話「紫の秘密」紫式部は二人いた? 一帖目の桐壺の後に消えた二帖目があった! 源氏物語の謎を契機とする失踪事件と大学院卒業でもなかなか正規の大学教員になれぬオーバードクター問題が絡んで、アカデミズムの得体のしれない壁に突き当たり、安治川たちは呆然と立ち尽くす…。
第三話「反転の白」殺人罪の刑事上の時効は廃止されたが、既に成立したものは再捜査されない。被害者遺族にとっては不公平極まりない。その問題に直面した安治川は捜査の途上であるキャリア警察官僚と対立する。兎と亀以上に対照的な彼らの生き様や人生観のぶつかり合いで捜査は行き詰まる…。

内容説明

これぞまさに人生100年時代の警察小説!安治川信繁は定年退職後の再雇用警察官。行方不明者届の事件性の有無を吟味する地味な仕事ながら、長いキャリアで培った人脈と直勘力が、裏に潜む大きな事件をあぶり出すこともしばしばだ。今回挑むのはネット社会の利便性ゆえの闇、源氏物語幻の二帖目に端を発するポスドク問題の歪み、殺人事件の時効問題が抱える理不尽さを巡る三つの難事件!

著者等紹介

姉小路祐[アネコウジユウ]
1952年、京都府生まれ。大阪市立大学法学部卒業。89年、『真実の合奏(アンサンブル)』で第9回横溝正史賞の佳作となり、デビュー。91年、『動く不動産』で第11回の同賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hiyu

5
心の動きを丁寧に示しており、このシリーズは非常に好んでいる。特に第2話及び3話に魅かれた。一種のバタフライエフェクトのような印象にも思えたが、発端者の後悔は乏しい。現実世界はこのようなものなのかもしれないが、せめて本作の中ではと思わざると得なかった。2024/05/21

たぬき君

4
再雇用警察官の安治川信繁は行方不明者の事件性の有無を扱う消息対応対応室で今作では三つの難事件に取り組む。コテコテの大阪弁で物語が綴られなかなか面白かった。第3話の警視長の失態を暴くところは気持よかった。2023/10/17

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