内容説明
新宿を根城にする神竜会の構成員が射殺された。犯行は東京進出を目論む関西暴力団系組織によるものだった。中国マフィアも土地再開発の利権を狙って手段を選ばぬ狂暴な牙を剥き始めた。K・S・P特捜部の沖幹次郎は後手にまわる警察組織の不合理に怒り、愛するものを危険にさらす葛藤に苦しみながら、刑事の誇りと信念にかけて凶悪犯罪に敢然と立ち向かう。長篇ハードボイルド警察小説。
著者等紹介
香納諒一[カノウリョウイチ]
1963年、神奈川県生まれ。91年、「ハミングで二番まで」で小説推理新人賞を受賞。99年、『幻の女』で日本推理作家協会賞を受賞。主にハードボイルド、ミステリー、警察小説のジャンルで旺盛な執筆活動をおこない、その実力を高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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