出版社内容情報
オウムガイは、螺旋は、
「神」に似ているのです…。
巨匠が、“物語”を物語ることで挑む、
壮大なSF宇宙論。
ヒマラヤ・アンナプルナ山群の聖峰マチャプ
チャレにアタック中、友を雪崩で亡くし、凍傷
で指を五本失いながらも、麻生誠はついにその
頂上に立つ。そこで眼にしたのは、月光を浴び
て輝く螺旋の群れ――オウムガイの化石であっ
た。帰国後、不思議な現象が起こる。麻生がマ
チャプチャレの山頂で見た螺旋を思い描くと、
耳の奥に澄んだ鈴の音が流れ、二、三秒先の未
来が見えるようになったのだ……。
目次
序象
第一部
第一章 螺旋の宴
第二章 秘法の石
第三章 極微の鈴
第四章 陰力の夢
転象
第二部
想象
四六判あとがき
新書判あとがき
解説 細谷正充
内容説明
ヒマラヤ・アンナプルナ山群の聖峰マチャプチャレにアタック中、友を雪崩で亡くし、凍傷で指を五本失いながらも、麻生誠はついにその頂上に立つ。そこで眼にしたのは、月光を浴びて輝く螺旋の群れ―オウムガイの化石であった。帰国後、不思議な現象が起こる。麻生が山頂で見た螺旋を思い描くと、耳の奥に澄んだ鈴の音が流れ、二、三秒先の未来が見えるようになったのだ…。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。77年、「カエルの死」で作家デビュー。多くの人気シリーズを持つ。89年、『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞を受賞。98年、『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。2011年『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞を受賞。また同作で12年に吉川英治文学賞を受賞。17年に菊池寛賞、18年に日本ミステリー文学大賞を受賞。18年、紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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