徳間文庫<br> 観相同心早瀬菊之丞

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徳間文庫
観相同心早瀬菊之丞

  • 早見 俊【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198947507
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

●●●徳間時代小説文庫、書き下ろし新シリーズ●●●

「おまえさん、悪相が出ているね」

黙って座ればピタリと当たる。
上方仕込みの観相で下手人を挙げる、江戸のシャーロック・ホームズ、
同心早瀬菊之丞、登場!


文芸評論家・細谷正充氏絶賛!

ミステリーのさまざまなスタイルを、江戸の世界に落とし込み、独自の捕物帳にしているのである。
ここが本書の最大の魅力だと断言したい。
捕物帳ファンだけでなく、ミステリー・ファンも喜ぶであろう新シリーズ。
今後、長く続いてほしいものである。
(解説より)


【あらすじ】
南町奉行所定町廻り同心、早瀬菊之丞。
相撲取りのような巨体に歌舞伎の悪役のような面相は、およそ同心には見えぬ。
だがその実は顔や身形から人の性格や運命を判断する観相術の達人。
次男坊である気楽さから盛り場を冷やかして歩くうち、旅芸人一座に加わって
大坂に流れ着いた菊之丞は、観相見の達人、水野南北に師事したのだ。
さらに人の骨組みを観る骨相で敵の関節を外したり、急所を一撃する技も習得している。
ある日、高級料亭で直参旗本が毒殺されたとの報せが。同心になって初の探索だ。
菊之丞は手下の岡っ引、薬研の寅蔵を連れて料亭へと向かった……。


【目次】
第一話 毒の戯れ
第二話 帰って来た相棒
第三話 鯉屋敷の怪
第四話 奇妙な茶碗

解説 細谷正充

内容説明

南町奉行所定町廻り同心、早瀬菊之丞。相撲取りのような巨体に歌舞伎の悪役のような面相は、およそ同心には見えぬ。だが顔や身形から人の性格や運命を判断する観相術の達人であり、骨相見で敵の関節を外したり、急所を一撃する技も習得している。高級料亭で直参旗本が毒殺されたとの報せが。同心になって初の探索だ。菊之丞は手下の岡っ引、薬研の寅蔵を連れ、料亭へと向かった…。

著者等紹介

早見俊[ハヤミシュン]
1961年岐阜県生まれ。法政大学経営学部卒。会社員を経て執筆活動に入る。2006年『びーどろの宴淀屋闕所始末』で作家デビュー。2016年、織田信長岐阜入城450周年記念プロジェクトの一環として『うつけ世に立つ 岐阜信長譜』を刊行、同作で第23回中山義秀文学賞候補。2016年、歴史時代小説作家集団・歴史小説イノベーション「操觚の会」創設に参加、副会長を務める。2017年「居眠り同心 影御用」「佃島用心棒日誌」シリーズで第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

12
ちょっと可笑しい2024/02/12

かず1号

5
観相を極めた力士の様な大男で歌舞伎の悪役みたいなご面相の同心早瀬菊之丞とはなかなか面白い主人公を創作したものだ(笑) 凄い推理を披露する時もあり、推理が外れても運よくなんとか事件は解決していく。こなれた読み心地で続編も出そうな面白さです。2022/11/10

spike

4
観相術というモチーフはやや斬新、それ以外はオーソドックスな時代小説というところか。次作があればもう少しキャラが描き込める気がするので期待。最近の江戸モノはグルメシーンがお色気とかよりもはるかに定番になっているのかな。2022/10/22

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