出版社内容情報
対テロ特殊部隊;SAT;SIT;キャリア警察官僚;警視;組織内確執;ドイツ特殊部隊;銀行立て篭もり事件;誘拐;アクション;タクティクス
内容説明
記憶力だけが取り柄のキャリアに、命を預けられるか!現場からの批判を鎮めようと警察上層部は警備二課付き土岐悟を、第六機動隊特科中隊(SAT)第四小隊長に起用した。若いキャリアを危険に晒すことによって風当たりを逸らそうという魂胆だった。組織内の確執とも闘いながら、選りすぐった熟達の部下達との鍛錬の日々を経て通称“六機の特殊”は期待以上の目覚ましい成果をあげて行く!(手に汗握るアクション&タクティクス)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
54
殺されても死なない。それが第六機動隊特科中隊、いわゆるSATの隊長に起用されるための第一条件なのかもしれない。それにしても、本当に“不死身の警視”と呼ばれるだけのことはある活躍だった。使命感より義務感と任務に励むには相応しい現場のキャリア警視だ。警察上層部の思惑に利用されたような形でSATの第四小隊長に任命された土岐悟は任務の下で厳しい毎日、命の危機に晒され続ける。それでも腐らない。だから部下たちがついてくる!人質救出、誘拐事件、逃げ場のない火災現場、自爆テロ覚悟の犯人がいるハイジャック事件。常に苛酷だ。2023/08/19
空のかなた
22
ぐいぐいとアクション映画を見ているように引き込まれていていく中毒性がある。第六機動特化中隊(SAT)の第四小隊隊長となった土岐悟警視。装備品や銃器の細かな品番や特徴の描写は首をかしげてしまう程、専門的過ぎて理解が追い付かなかった。とはいえ土岐隊長が率いる隊員個々人のキャラクターの妙、頻繁に例えとして出てくる阿修羅王等の神々の名称や、各宗派のお経、最終章で描かれる臨死体験のシーンに、土岐隊長が抱えるトラウマや死と隣り合わせの日々の中で悟りに達していく物語とも読み取れた。これば次刊も読まずにはいられない。2023/11/13
かえで
1
不死身すぎ!2023/08/16
フウミズ
1
good 93 2022/11/28