徳間文庫<br> 猫の舌に釘をうて

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徳間文庫
猫の舌に釘をうて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198947187
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

一人三役という奇想天外な設定。数ある都筑作品の中でも最重要作に挙げられる傑作長篇、ついに復刊。

内容説明

「私はこの事件の犯人であり、探偵であり、そしてどうやら被害者にもなりそうだ」。非モテの三流物書きの私は、八年越しの失恋の腹いせに想い人有紀子の風邪薬を盗み“毒殺ごっこ”を仕組むが、ゲームの犠牲者役が本当に毒死してしまう。誰かが有紀子を殺そうとしている!都筑作品のなかでも、最もトリッキーで最もセンチメンタル。胸が締め付けられる残酷な恋模様+破格の本格推理。

著者等紹介

都筑道夫[ツズキミチオ]
1929年東京都生まれ。10代の頃から小説を発表。推理小説の翻訳にも携わり、早川書房で「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」の編集長を務め、「ハヤカワ・SF・シリーズ」の創刊に尽力。61年『やぶにらみの時計』を発表。以後、評論やエッセイでも活躍。2001年に『推理作家の出来るまで』で第54回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。02年に第6回日本ミステリー文学大賞を受賞。03年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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nemuro

53
密かに進行していた(単に私が知らなかっただけのこと)「徳間文庫41年目の本気【トクマの特選!】」の一環と思われる復刻シリーズ「都筑道夫・初期トリッキー長篇」の第2弾。読了後、法月綸太郎氏の「解説」で「1961年6月、推理小説専門の叢書としてスタートした『東都ミステリー』の5冊目として刊行された」ことを知り、それほど以前の作品だったのかと驚いた。感想を書くにあたり何頁かをパラパラと振り返り(ようやく)ラストの仕掛けに気付いた(発見したというべきか)。う~む。かつてここまで見事に騙されたことがあっただろうか。2023/10/26

mihya

50
倒叙トリック?どこがよ…と思って読んだ。そうきたか。 猫は出てこなかった。舌に釘をうたれる猫は出てこなかったよ!2024/04/05

koma-inu

40
61年作の復刊。1人称者が犯人=探偵=被害者の三役を担う。明らかに「信用できない語り手」の記述から、いかに真相を見抜けるか、という野心作。「読者への挑戦状」が挟まれるも、それすら、疑ってかかってしまいました。結末のブラックさも印象的!新本格ブーム10年前に、こんな巧みな(バカミスな)話を作った作者は偉大です。題名は、全くお話に関係ないです、最後まで回収は無かったような・・。同じキャッチコピーの海外某作品が、この1年後に出たそうで、なんともスゴイ偶然です。2022/05/23

マムみかん(*ほぼ一言感想*)

27
60年以上前の作品だし、女々しい主人公の手記という形なので少々読み難い。 でも、今でもすごく斬新な超絶技巧! タイトルからは想像つかない内容だったけれど、猫好きさんも安心して読んで大丈夫(笑)☆2023/09/19

有理数

17
「私はこの事件の犯人であり、探偵であり、そしてどうやら、被害者にもなりそうだ。」という書き出しで始まる、奇妙な本格推理。この書き出しについては知っていたので、どんなトリッキーな技が飛び出すかと思えば、「風邪薬だと思ったら毒薬だった」という事件の幕開けも面白いし、意外と中盤までは本格推理らしい本格推理である。だが、終盤は――めっためたにメタフィクションで、よくそんなことを思いついたなあ……と感心してしまう。書き出しの文章に偽り無し。「猫の舌に釘をうて」というタイトルもカッコイイ。2022/03/28

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