出版社内容情報
フランソワ・オゾン監督「Summer of 85」原作!
'21年8月公開
はじめての「心の友」を失い
傷つき混乱する16歳の少年の心理を
深く描いた話題作。
16歳の少年ハルは、
「死んだ友人の墓を損壊した」という罪で
逮捕された。
だが「なぜそんなことを」という問いに、
ハルは答えようとしない。
深夜、18歳で死んだ友人バリーの墓で、
ハルは何をしようとしていたのか。
バリーはなぜ死んだのか…
ハルが唯一信頼する教師オズボーンの勧めで
書き始めた手記から、次第に、
ハルとバリーの絆と破局、
ふたりが交わした誓いが明らかになる…。
最も残酷な形で恋を失った少年の混乱と再生を描く、心に響く青春小説。
内容説明
16歳の少年ハルは、「死んだ友人の墓を損壊した」という罪で逮捕された。だが「なぜそんなことを」という問いに、ハルは答えようとしない。深夜、18歳で死んだ友人バリーの墓で、ハルは何をしようとしていたのか。バリーはなぜ死んだのか…。ハルが唯一信頼する教師オズボーンの勧めで書き始めた手記から、次第に、ハルとバリーの絆と破局、ふたりが交わした誓いが明らかになる…。最も残酷な形で恋を失った少年の混乱と再生を描く、心に驚く青春小説。1980年代にヨーロッパ中の若者の心を捉え、今なお読み継がれている一冊。
著者等紹介
チェンバーズ,エイダン[チェンバーズ,エイダン] [Chambers,Aidan]
1934年イギリス北部生まれ。15歳から文章を書き始める。ロンドンで教職課程を終え、サウスエンド・オン・シーで英文学と演劇を教え始める。60年代にはグロスターに移り、教師を続けながら僧院の僧となる。僧院での生活で「沈黙と熟考の大切さ」を認識したという。68年に児童書の書評専門誌の編集に携わっていた夫人と結婚、70年には夫妻で出版社を興し、児童書の書評誌の出版を始め、現在も各国の優れた児童書をイギリスに紹介。この業績に対し82年にはエリナー・ファージョン賞を贈られた。『ブレイクタイム』(1978・未訳)や『おれの墓で踊れ』(徳間書店)等、寡作ながら質の高い作品を送り出す作家として注目を集め、『二つの旅の終わりに』(徳間書店)でカーネギー賞とプリンツ賞を、2002年には国際アンデルセン賞を受賞した
浅羽莢子[アサバサヤコ]
東京大学文学部卒。英米文学翻訳家。訳書多数。2006年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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