徳間文庫<br> 斗星、北天にあり―出羽の武将 安東愛季

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徳間文庫
斗星、北天にあり―出羽の武将 安東愛季

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198946296
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

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信長、秀吉と渡り合った智将が秋田にいた!
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綿密な資料研究で初めて描き出される、
知られざる英雄の人生とは!?


齢十五にして安東家を継いだ八代目当主、
愛季は胸を滾らせた。

国の安寧は、民を養ってこそなせるもの。
そのためにも、かつて東北有数と言われた
野代(能代)湊を復興してみせる。

「載舟覆舟」の国造りを始

内容説明

齢十五にして安東家を継いだ八代目当主、愛季は胸を滾らせた。国の安寧は、民を養ってこそなせるもの。そのためにも、かつて東北有数と言われた野代湊を復興してみせる。「載舟覆舟」の国造りを始めた愛季だが、次々と困難に直面する。檜山と湊、両安東家の統一、蝦夷との交易、中央勢力の脅威―。「斗星(北斗七星)の北天に在るにさも似たり」と評された稀代の智将を描く本格歴史長篇。

著者等紹介

鳴神響一[ナルカミキョウイチ]
1962年東京都生まれ。2014年に『私が愛したサムライの娘』で、第6回角川春樹小説賞を受賞しデビュー。同作で2015年に第3回野村胡堂文学賞を受賞。2020年、「能代ふるさと観光特使」に就任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

如水

24
愛季と書いてちかすえと読む。某歴史ゲームをプレイした時には優秀な地方官及び外交官として働いて頂いた方…と言うのは自分事で💧この人、領主になった(しかも15歳)時には一国人並み。しかも穀倉地帯は皆無。普通はゴリ押しの領土拡大…と考えるのですが、この方は『商業』で勃興しようと港湾都市を形成。金も集まる人も来る…結果、出羽(秋田県)半国迄領土拡大した戦国大名。話も『海運』がキーとなる戦国時代小説では珍しい内容になってます。旗印も『載舟覆舟』。どうやって一大勢力を築き上げたのか?に注目。…ざ、斬新だなぁ💦2023/04/04

スー

18
37安東愛季は2冊目です。こちらの方が愛季と家臣達の繋がりや戦国時代という厳しい時代で優しさを貫く事の難しさや苦悩が良く書かれていたと思う。愛季が15歳で家督を継いだ時は安東家は一万五千石ほどが三十年くらいで十五万石ほどに大きくした、東北の厳しい冬や穀物の少なさを補う為に港を築き商いで富を蓄え鉄砲に力を入れて戦だけではなく懐柔策を駆使して奔走するも最後は石高を十倍にするのがやっとという虚しさも強く感じた。それに優しさだけでは家中を纏めるのは難しい狡猾さや強さも必要だと実感した。2023/04/21

フミ

15
秋田県の北部で、15歳で家督を継いで1550年代~80年代にかけて活躍した「地元の英雄」的な戦国武将さんの話です。埋もれた人材の発掘、港の開発、南北に分かれた家をまとめる、中立勢力の懐柔など、ただ「力で奪う」だけではない、内側から力を蓄えていく描写に力を入れた作品で、文章も読み易かったです。主人公も、三國志の劉備玄徳風に「三顧の礼」的なエピソードもあったり、徳のある人物として描かれていましたが、物語後半は、随分と内側を抑えるのに苦労していました。「下の目線」から描くと、また違って見えるかもしれませんね…。2022/02/23

yamakujira

9
戦国時代に羽後一円に版図を広げた安東愛季の一代記。有名な武将が書き尽くされた感のある今、地方の武将を掘り起こす作品が増えたのは嬉しい。乏しい史料から物語をつむぐのは歴史小説の醍醐味だけれど、今度は「民のため」って観点に食傷気味だな。他家との戦より檜山と湊の内紛と、愛季の女性遍歴を軸に据えるから、蝦夷と交易したり、畿内と誼を通じたりしているのに、物語のスケールが小さくなってしまったのが惜しい。戦国時代の武将をえがいた物語には、物語のクライマックスとなる乾坤一擲の合戦シーンが欲しくなるね。 (★★★☆☆)2021/08/03

ryohey_novels

6
今年ベスト。戦国出羽の雄、安東愛季を描く。愛季の人物像が非常に良い。作者の領土拡大よりも領民のためという軸で史実を紡ぐ技量が素晴らしい。載舟覆舟、一即一切、枉尺直尋という指針が効果的に挟まれていく点も気持ち良い。汀という架空の女性に纏わる話がまさにそうで、運命的な縁が人生を翻弄していく。安東、南部はそれぞれ安倍、源の子孫で歴史的に対立する一族だが、共に蝦夷として東北に大きな功績を残したのを再認識。後三年の役では共に手を携えており、今も東北という一括りの連帯であることを見てもそこに歴史の面白みを感じる。 2023/05/03

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