徳間文庫<br> 家族会議

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徳間文庫
家族会議

  • 勝目 梓【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198946241
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

官能とバイオレンスの大家が70代で描いた
「家族」を揺るがす一大事な物語7篇。

「姉妹」
子供が巣立って、夫婦だけの二人暮らし。
夫は自分が先に逝くと思っていたが、
妻が半身不随に。
食事や入浴の世話で生活は一変した。
妻の妹が同居して助けてくれたまでは
よかったが……。

「ダブルベッド」
娘の披露宴に出席する両親。
しかし、二人は別れて12年の元夫婦。
娘と新郎の願いでこの日だけ夫婦のふりを
しなくてはならなかった。

ほか、急死した呑み屋のママの葬儀で
常連客が次々と暴露する秘密(「遺骨」)、
元ヤクザの父親が遺した遺言状の
あまりな内容に驚く息子(「遺産」)など、
一筋縄でいかない仕掛けが満載。
大家の筆の凄みを堪能できる極上の短篇集。

内容説明

わが子を疎ましく思うシングルマザー、一人息子に先立たれてコップ酒を呷る母親、娘の披露宴で仮面夫婦を演じる両親、息子の思いもかけない告白にたじろぐ父と母…。ここに収められた七つの物語には、家族であるがゆえの痛み、切なさを抱えて足掻きもがきながらも、家族だからこそ信じて一緒に生きようとする姿が描かれている。お互いを信じあう勇気を、静かに呼び戻す短篇集。

著者等紹介

勝目梓[カツメアズサ]
1932年東京生まれ。さまざまな職業に就きながら、同人誌『文藝首都』で執筆活動を続け、74年に「寝台の箱舟」で小説現代新人賞を受賞。『獣たちの熱い眠り』がベストセラーとなり、以降、官能とバイオレンスを軸に著作は300冊以上。2020年3月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

169
そうだった勝目梓はもういないのだなぁ。いろんな家族・夫婦・親子の話。短編7話。いやいや…これは無いわぁと思ったり、そう来たか!だったり、そうだよねーだったりした。確かにある。あったはず。あったのかな。ちょっと哀しくて愛しくて・・じんわり読まされた。2021/03/04

じいじ

95
夫婦・家族の機微を描いた7話の短篇集は、なかなか面白かった。65歳の妻を懸命に介護する老夫婦のもとに、妻の妹(未亡人)が助っ人に…。まだまだ元気な夫の本心を慮って、姉妹が相談して取った作戦は…【姉妹】。27年間連れ添った夫婦が、娘の再婚で地方の結婚式に出席するとに。嫁ぎ先で用意してくれたホテルがWベッドでした。じつは、この夫婦はすでに離婚していたのだ。待っていたのは、思いもよらぬ結末が…【ダブルベッド】。久しぶりの勝目さんだったが、読み慣れた勝目小説なので、とても懐かしさが甦ってきた。2021/03/13

Inzaghico

7
表題作の「家族会議」がよかった。正月に久しぶりに家族4人で集まったら、息子は同性愛者だと告白、娘は不倫していたとバレてしまい、昔気質の父親と母親は呆然としてしまう。自分たちの育て方が間違ったのか。旧世代の価値観をうまくとらえているなと感心する。自分たちとまったく違うものを受け入れられない、だけど血を分けた子どものことは受け入れたい。内孫、外孫という表現も久しぶりに目にした。そのじれったさ、もどかしさ。最後は、旧世代としては最善の選択をする。「いっちょまえの大人」に対しては、それしかないし、それがベストだ。2021/03/11

読書家さん#lfJKjP

2
勝目梓の作品を手に取り読了しましたが短編でありながらどの作品も味わい深い良き話だと感じました。表題作家族会議は少し笑える部分もあったりし、本当に良かったです。又再読したい本の一冊として勝目梓さんは僕の中で作品として一人の著者として生涯生き続ける事と思っております。2022/03/13

373

2
7篇の短編集。どの小説にも中年の男女が登場し、官能小説みたいな流れが定着している。息子に継母に抱かれろと指示する父親や、介護されている半身不随の妻が夫を不憫に思い自分の妹を抱けと言ったり…。それをどの短編でも受入れてしまうからビックリする。表題作の家族会議のみ、毛色が違い、家族四人が集まった席で自分はゲイなんだとカミングアウトする息子の話。田舎暮らしの両親はゲイという単語すら知らず、姉のオカマなんだという解説にただあ然としてしまう。どの短編もオチは弱い。★32021/12/02

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