出版社内容情報
織田家の出頭人のひとり惟任日向守光秀の裡に兆した翳りに気づいた乱丸は、光秀とイエズス会の動向を探りはじめていた。乱丸は安土城下屈指の女郎屋を営む謎の女キリシタン・アンナにイエズス会の内情を探らせるとともに、彼女に思いをかけていたのだ。もとより主君への忠誠とアンナへの思いは比べるべくものではなかったが、運命の日の朝、乱丸は自らの存念を問われることになる……。
内容説明
才気ほとばしる言動で頭角を現した乱丸は、織田家の出頭人のひとり惟任日向守光秀の裡に兆した翳りに気づいた。光秀と暗躍するイエズス会の動向を、安土城下屈指の女郎屋を営む謎の女キリシタン・アンナに探らせるが、彼女に思いをかけてもいた。もとより信長への忠誠の絆とアンナへの思いは比べるべくもなかったが、運命の日の朝、乱丸は自らの存念を問われることになる…。
著者等紹介
宮本昌孝[ミヤモトマサタカ]
1955年静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に入る。95年『剣豪将軍義輝』で脚光を浴び、『乱丸』は2015年、第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しのぶ
2
上巻末に著者らによる特別対談「「格好いい男」を書きたい!」が収録されていたけれど、私が抱く「格好いい男」像というのはこういうことではないんだよな、と思いつつ読了。たぶんあの時代に安土城下や京洛で「森乱丸」を見かけても、ナルホド見目麗しい御仁である、とは思うだろうけど、「乱丸さまー!」とは絶対ならない。それは容姿が美麗であるかが第一義ではないからだけど、結局のところ「虎の威を借る狐」にしか見えなかったのが最大の敗因。そういえば、一般的な「蘭丸」ではなく「乱丸」とした理由も明かされないままだったな…2021/07/31
ごま麦茶
1
読み終わってやっと息をついた感。ふはぁ。ラストはわかっていても、どうなるんだろうかと読みました。明智の謀叛についてはハッキリ知りたかった気がするけど、そこはまだ史実もいろいろ考察されてるところなので濁されていたのかなぁと。長編上下巻だったので、読んだー!って感じはしたけどあんまり長く感じなかったです。信長の孤独、お乱との信頼関係がなんかもぅ…!2021/01/15
tako_machida
0
森乱丸のイメージがぴったり。ストーリー的に驚くところはないですが、読み応えがあり、面白かったです。2021/10/24