内容説明
一生にあと一枚しかシャッターを切れないとしたら、僕は「家族」を撮る―。写真家を目指し、大阪の専門学校へ入学した政志が卒業制作に選んだのは、幼い頃の家族の思い出をコスプレで再現すること。消防士、レーサー、ヒーロー…家族を巻き込んださまざまなコスプレ写真集が賞を受け、写真家として順調に歩み出した政志だが、ある家族のかたちに出会い、自分の写真に迷いを感じ始める。そんなとき東日本大震災が起こり…。
著者等紹介
中野量太[ナカノリョウタ]
1973年京都府育ち。京都産業大学卒業後、日本映画学校(現・日本映画大学)に入学。2000年、卒業制作『バンザイ人生まっ赤っ赤。』が日本映画学校今村昌平賞、第1回TAMA NEW WAVEグランプリなどを受賞。卒業後、助監督やテレビディレクターを経て、自主短編映画『ロケットパンチを君に!』で、ひろしま映像展2006グランプリ、第10回水戸短編映像祭準グランプリなど7つの賞に輝く。2008年、文化庁若手映画作家育成プロジェクトに選出され、35mmフィルムで制作した短編映画『琥珀色のキラキラ』が高い評価を得る。自主長編映画『チチを撮りに』が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012にて、日本人初の監督賞を受賞、第63回ベルリン国際映画祭を皮切りに各国の映画祭に招待され、国内外で14の賞に輝く。2016年、商業デビュー作となる『湯を沸かすほどの熱い愛』が、第40回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞など、国内映画賞で35冠。第90回米アカデミー賞外国語映画部門の日本代表に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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