内容説明
言葉を武器にする。その代表格が小説家であり、政治家だろう。心の伴わない白々しい言葉の羅列でがっかりさせることの多い政治の世界に比べ、作家が如何に言葉と格闘しそこにどのような意味を込めようかと七転八倒しているか。本作を読めば一目瞭然だ。あらゆる人のあらゆる喜怒哀楽に寄り添える、小説の力は偉大だ。昨年度雑誌等に発表された作品群の中から選び抜かれた十五篇の力作。
出版社内容情報
当該年度に発表されたすべての短篇から選び抜いた珠玉の15篇! 小説は世相を映す鏡。あなたはそこに何を見るのか?