内容説明
二十三歳の花村理絵は、過去を消すために、会社に辞表を出し、二年間付きあった恋人とも別れ、長年住みなれた家を出た。それは、昔縁があった小田桐病院の院長に治療を拒否されて亡くなった養父と、そのことを恨みながら死んだ養母の復讐のためだ。計画を立てて、院長の長男・哲也を誘拐したが、脅迫電話に出た院長夫人の反応は意外なものだった。果たして、理絵の復讐は成就するのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
栄吉
3
★☆☆☆☆ 帯に惹かれて読む…が…衝撃のミステリー??官能小説でした…。2020/06/10
風鈴
2
うーん、いまいちな誘拐ミステリでした。帯にある一言に惹かれたので、ものすごい意表を突いてくると思ったけど(苦笑)官能小説の良き読み手ではありませんから、余計にですね。私の予想では、密室殺人ゲーム(歌野晶午)や、映画のプレステージみたいなのを想像していたんだけど。背徳めいたミステリなら、殺戮にいたる病の方が良かったなぁ。2023/05/13
太郎
1
★★☆☆☆2021/03/15
コマンドー者
0
笹沢氏の誘拐ものサスペンスだが、力が入っているのはヒロインと誘拐された男との性描写。450ページあるが、200ページくらいは性描写なんじゃないか・・・・。当然誘拐サスペンスものとしては、450ページかけてプロローグを描いただけ・・みたいな感じである。2022/11/04