徳間文庫<br> 雨と詩人と落花と

個数:
電子版価格
¥748
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

徳間文庫
雨と詩人と落花と

  • 葉室 麟【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 徳間書店(2020/01発売)
  • 文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 12pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年08月01日 00時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198945299
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

動乱の時期に生きた詩人と、彼を支え続けた妻。至高の夫婦愛とは? 文中の漢詩が深い感動を呼ぶ巨星の到達点!

内容説明

時は大塩平八郎の決起など各地が騒然としている激動期。天領豊後日田の広瀬旭荘は私塾・咸宜園の塾主として二度目の妻・松子を迎える。剛直で、激情にかられ暴力をふるうこともある旭荘だが、本質は心優しき詩人である。松子は夫を理解し支え続けた。しかし江戸で彼女は病魔に倒れる。儒者として漢詩人として夫としてどう生きるべきか。動乱期に生きた詩人の魂と格調高い夫婦愛を描く!

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者を経て、2005年『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞受賞。2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞を受賞。2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。2017年12月23日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじさん

101
広瀬旭荘は咸宜園の塾主として二度目の妻・松子を迎える。剛直で激情にかられ暴力をふるうこともあるが、本質は心優しき人である。彼の人生は、大坂では緒方洪庵という知己は出来たが、大塩平八郎の乱に翻弄され、咸宜園の門人だった高野長英は蛮社の獄で捕らわれたが、脱獄し行方不明、水野忠邦に見いだされ江戸に出るが、忠邦は失脚し、私塾を開いて糊口をしのぐことになる。まさに、世の中の動きに翻弄される人生。そんな中、妻の松子が病に倒れる。儒者として夫としてどう生きるべきか問われる。動乱期に生きた漢詩人と妻の夫婦愛を描い作品。2023/11/29

KAZOO

95
江戸時代の日田の儒学者で教育者の広瀬淡窓の弟で義理の息子の旭荘(教育者で詩人)の生涯を追った作品です。かなりの癇癪もちで最初の妻から愛想をつかされた主人公が二度目の妻と添い遂げるまでの夫婦愛の物語です。葉室さんにしては珍しい作品ですが大阪での大塩平八郎や緒方洪庵との出会いなどを描いてまた主人公の監視などを楽しませてくれました。2025/03/16

tamami

43
江戸後期の漢詩人として、広瀬旭荘の名は聞いたことがあるが、本書によってその生涯や作品の一端を知ることとなった。資料によれば、旭荘には『日間瑣事備忘』という二十六歳から死の歳まで書き継がれた日記があり、葉室さんは本書中に記されている『追思録』とともに、執筆の参考にされたのではないか。作品に示された旭荘の妻松子に対する思いの深さ、それを形にした行跡が、作品に散りばめられた日中の漢詩文とともに、葉室さんの手によって一枚一枚連続する墨絵のように活写され、読みながら思わず涙してしまうこともあった。比べるのも烏滸が→2020/12/27

Smileえっちゃん

40
豊後日田出身の儒者である、漢詩人の広瀬旭荘を描いた歴史小説。暴力を振るい最初の妻に逃げられ、二度目の妻松子を迎えるが、剛直で激情に駆られ、来客の前でも手をあげる、今で言うDV(家庭内暴力)とても耐えられない。そんな夫の本質を知り理解し、支え続ける松子。江戸に出ての苦労も祟り、病に倒れる。葉室作品の一途な愛を貫く夫婦の情愛と違う感があったのと、漢詩が随所に出て来て読みづらかったのですが、タイトルの「雨と詩人と落花と」が最後に出て来た時はグッと来ました。解説でも葉室さんを知る事が出来て良かったです。2025/07/16

ichi

14
帯の「至高の夫婦愛!」とあったので、期待大でしたが、旭荘の妻松子に対してのDVにまったく共感出来ず、妻の大切さに気づいたら、もう遅し!というストーリーに残念感。松子がかわいそうでならなかった。2020/01/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15103915
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品