出版社内容情報
死とは? 生とは? 親子の絆とは? 『悪意のクイーン』がロングセラーな著者が描く感涙のドラマ。
内容説明
二十歳の誕生日目前、急病に倒れた瀕死の母親を見て、路子はやり場のない怒りを抱く。「お母さん、病気なんかで死なないで。あなたは、私が殺すんだから…」路子は看病に没頭する。治して、また自らが殺すための看病の日々。真摯な医師・鷺森、難病の少女・彩乃らとの交流は、愛情薄い両親への復讐心に凝り固まった路子の心を解すことができるのか…?感涙のドラマ。
著者等紹介
井上剛[イノウエツヨシ]
1964年生まれ。京都大学文学部卒業。会社勤務の傍ら小説執筆を続け、『マーブル騒動記』で第3回日本SF新人賞を受賞し、2002年、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばゆみ
6
んー、、、「死」をテーマにしているせいもあるけれど、作中に漂う空気がどよーんとしていて、最後「主人公は両親に愛されていました」と感動的に終わったはずが、全然綺麗に感じられないという、、、表紙がまたライトな感じでちぐはぐなのよなぁ、、、 重々しい空気感が好きな人にはおすすめ。2019/10/15
himanaka
5
死がテーマというより、医学の在り方、医療の限界ということにシフトが置かれているような気がした。主人公の心境の変化は、残念ながら自分には寄り添えなかった。2020/06/07
なって
3
親の敷いたレールに乗れずに劣等感の塊になった、メンヘラこじらせちゃんのお話。大学生にもなるのに、思考回路が厨2そのもの。親になってみないと親の気持ちは分からない、確かにそうだなぁ。親は良かれと思っていたことでも、子ども心には傷ついたりするもんね。2020/09/20
太郎
1
★★★☆☆2019/12/14
あやめ
0
まあまあ面白かった2025/03/06
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