出版社内容情報
神社にくる人達は様々なものを抱えていて……。新米巫女の仕事は波瀾万丈! 「幻想」シリーズで人気の著者が贈るほのぼの小説。
内容説明
理不尽な要求をする客と無茶な仕事を押しつける酷い上司に我慢が出来ず、五年勤めた会社に辞表を突きつけたミノリ。この先、どうしようかと思案していたときに入り込んだ神社で「巫女募集」の貼り紙を見つけ、飛びついた。同じ頃、キャバクラ勤めの生活に不安を抱えていた李花は、神主に一目惚れし、「巫女募集」に応募する。ミノリと李花、二人が直面する参拝者たちの様々な事情とは…。
著者等紹介
堀川アサコ[ホリカワアサコ]
青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
97
★★★☆☆21016【おもい おもわれ ふり ふられ (堀川アサコさん)k】理不尽な要求をする客,まったく頼りにならない上司。主人公の彼女、そんな会社を辞めて、んで、神社行って巫女さん募集!の貼り紙見てたら〜〜あれよあれよという間に巫女さんって。あははは。当方、随分前ですが『巫女っちゃけん。 』(具光然さん作)を読んで、巫女さんネタは気になる系だったんです。本作品、幻想シリーズとは違ってお化け👻が出てこないのが逆に不思議に思えたりするんですが、幻想?がない分、リアル感覚!ラストがハッピーなのがよかった〜2021/02/20
yamatoshiuruhashi
50
客の余りに理不尽な要求と、それを簡単に受けて責任を転嫁する上司たちに会社に嫌気がさして発作的にWebデザイナーを辞めてきた巫女。キャバクラ嬢からの転身巫女。神社は神社だけで食べていける様子のお話なので、まあまあの大きさなのではないだろうか。深読みすれば人生の機微も味わえるのかもしれない。それぞれの話の設定も突拍子もなさそうだが有ることだろう。でもそんなことばかり連続するのは、小学生のコナンたちが毎週殺人事件に「遭遇」している不自然さと同じようだ。面白さがわからないのは老いの証か。作品落差の大きい作家だ。2021/10/13
ぽろん
45
ブラックな会社に退職届を叩きつけ、ひょんな事から神社の巫女に再就職。軽快なテンポで神社に起こる事件⁈に首を突っ込んでは、もう一人の元キャバ嬢の新人巫女と解決していく。そんな生活の中で彼女達自身も自分を取り戻していったのだろうな。彬の飾らない人柄も分かって良かったー。面白かったです!2019/08/15
一華
36
勢いで会社を辞めたミノリと元キャバ嬢の李花が、神さまのお導き?で巫女となり、縁結び神社で起こるさまざまなトラブルを巫女らしく泰然自若に…いや、ドタバタと解決していくお話……テンポがよくスイスイ読め、楽しかった…今後のミノリと彬、陸人(もしかして李花と?)気になるのですけど……2019/08/05
のんちゃん
30
ブラックな勤め先に辞表を出し、先の思案をしながら、ふと入った水玉神社の「巫女募集」の張り紙に飛びつき巫女になったミノリ。そしてやはりキャバ嬢の仕事に不安を感じてい た李花はそこの宮司の息子陸人に一目惚れして巫女になった。この二人の新人巫女が水玉神社に参拝に来る人々の恋愛関係にお節介な程、尽力する物語。またまた笑いました、堀川先生のドタバタ劇場。でもいつも通り、芯のある主人公の正しい生き方に、所々、感心したり涙したりした。まだ、陸人と李花の関係のその後も語られてないので、続編があるといいな。必ず読むから‼️2025/05/07
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