出版社内容情報
ダイナミックで、エモーショナルで、力強い冒険小説としての魅力。痛快エンタテイメント!十歳の姫は道中、誰をも魅了する。姫を伴って国元に赴く新蔵の旅は成就するのか?
追っ手を巻いて街道を抜けてゆけるか、新蔵の智恵と力が試される。手に汗握る逃走劇でもあり、小藩の内情から、当時の江戸表と国許派の確執のゆくえなどリアルな時代小説!
「さすがはシミタツ、次々に登場する脇役たちのさまざまなドラマもたっぷり読ませてあきない。すてきなラストまで一気読みの傑作だ。北上次郎氏(日刊ゲンダイ)
志水辰夫[シミズタツオ]
著・文・その他
内容説明
越後岩船藩の江戸中屋敷に新蔵は疾る。十歳の志保姫を国許に連れ戻すために。街道筋には見張りがいる。巡礼の親子に扮し、旅が始まった。逃走劇の根底には江戸表と国許の確執があった。間道を選んで進む道中に追っ手は翻弄される。ところが新たな追っ手が行手を阻み、山火事が迫る中、強敵との死闘が待つ。姫を連れて戻れるのか?冒険小説の旗手シミタツならではの痛快時代エンタメ長篇!
著者等紹介
志水辰夫[シミズタツオ]
1936年、高知県生まれ。81年『飢えて狼』でデビュー。86年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞長編部門、90年『行きずりの街』で日本冒険小説協会大賞、94年『いまひとたびの』で日本冒険小説協会大賞短編部門大賞、2001年『きのうの空』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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