出版社内容情報
おなじみのベテラン以外は、いつになく清新な顔ぶれになった。日本のエンターテインメント小説の現在を俯瞰するアンソロジー。おなじみのベテラン以外は、いつになく清新な顔ぶれになった。日本のエンターテインメント小説の現在を如実に表しているのかもしれない。中途半端な人気に胡坐をかいているような者たちは新たなる芽にたちまち押し出されてしまうのだ。2017年度、小説誌に発表されたあまたの作品から選ばれた16作品をご堪能あれ。選考委員は、川村湊、清原康正、杉江松恋、森下一仁。
日本文藝家協会[ニホンブンゲイカキョウカイ]
著・文・その他
内容説明
まいどお馴染みの味ばかり注文している、そこのあなた。店主渾身の新作メニューに挑戦してみる気はありませんか?2017年度に文芸誌に掲載された作品群から名うての読み手が厳選した十六篇。今回は半分以上がフレッシュな顔ぶれ。いずれ彼らがこの国の小説を牽引して行くことになる。その胎動を存分に感じてほしい。食わず嫌いの保守的読者のままじゃ、面白いもんには出合えませんぜ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピロ麻呂
42
澤村伊智さんの、ホラーではないSF短編「コンピューター義母さん」がおもしろかったなぁ。近未来のセンサーが張り巡らされたマイホーム。老人ホームにいる姑が嫁の行動を遠隔監視してメールで小言をいう。現実化しそうでコワ~(^_^;)2018/06/15
らすかる
23
16人の作家による短編集。冒頭の「廊下」は何やら最近読んだ川上弘美さんの「真鶴」に似ているな~と思いながら読んだら作者は川上弘美さんだった!この方は旦那や彼氏が失踪する話が好きなのか?!しんみりするけど何だか後味の悪くない好きな雰囲気でしたが(/ω\) 唯川恵さんの「陽だまりの中」もよかった。こころがじんわり温まりました。2018/08/05
Kei
22
毎年お馴染みのボリュームたっぷり短編集。「コンピューターお義母さん」が印象に残ってるかな…近い将来こんな事もありえるのでは…2018/09/05
しい☆
11
短編16。どれもとても面白かった。初読み作家さんも何人かいて、これからその方たちの他のものを読むの楽しみ。「髪禍」は怖すぎて電車の中で冷や汗かいた。2019/05/24
なるときんとき
9
2017年度に発表された短編16篇。BLとかYouTubeが出てきたりとかで最近っぽいなあと思った。酪農家で羊を飼っている河﨑秋子さん目立てに読んだけどよかった。2020/11/01
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