出版社内容情報
伝説的傑作「もぐら」シリーズの著者が描き出す、殺し屋の性。アクションハードボイルドの新たなる境地!工藤雅彦は高校生に襲われていた。母親の治療費として準備した三百万円を狙った犯行だった。気を失った工藤は、翌日、報道で自分が高校生を殺したことになっていることを知る。匿ってくれた小暮俊助という謎の男は、工藤の罪を揉み消す代わりにある提案をする。そのためには過酷なトレーニングにパスしろというのだが……。工藤の肉体に封印された殺し屋の遺伝子が、今、目覚める!
矢月秀作[ヤヅキシュウサク]
著・文・その他
内容説明
工藤雅彦は高校生に襲われていた。母親の治療費として準備した三百万円を狙った犯行だった。気を失った工藤は、翌日、報道で自分が高校生を殺したことになっていることを知る。匿ってくれた小暮俊助という謎の男は、工藤の罪を揉み消す代わりにある提案をする。そのためには過酷なトレーニングにパスしろというのだが…。工藤の肉体に封印された殺し屋の遺伝子が、今、目覚める!
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。文芸誌の編集を経て1994年に『冗舌な死者』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
67
20年程前に一度刊行された作品。今年度の文庫化で初読み。矢月さんの作品は大体「細かい事は気にせず、劇画を読む感じで楽しみましょう。」になってしまうのですが、今作は特にそうでした。アマゾンには星1つで「中学生の同人誌的作品」との酷評も。それもうなずけるような内容です。出来ればこの酷さを読友さん達と分かち合いたいです。 ここまで無茶苦茶な設定、展開で1冊書いてしまう矢月さんという作家は逆にスゴイです。 2018/06/05
きさらぎ
42
1999年に刊行された作品の加筆修正版なのでちと古臭い。殺人の報酬が100万(の6割)とか、割に合わなさすぎでしょ。その他もろもろ、ゆるゆるな設定~(笑)派手なアクションは相変わらず。単純明快でさくさく読めて気持ちいい。レビューを見ると辛口が多いけど私は楽しめた。2019/06/12
ぴかりん
12
Kindleにて。ショッカーに改造された仮面ライダーがショッカーを叩き潰していく…、に近い話(笑)。暗殺者として生まれ変わった主人公は、無敵の強さで撃たれても刺されても相手を無力化していく。悪い奴らは皆殺し的なB級アクション映画のような小説でした。2022/03/29
にゃんか
12
高校生に襲われて目が覚めると高校生を殺したことになってる。それを助けてくれる代わりにトレーニング施設に入れられる。そこは殺し屋を養成する施設だった。主人公の工藤が、最初全く強そうじゃなく、イメージ的になよっとした感じに想像したので、鍛え上げられていってもなんとなく違和感がありました。でも実は彼は…みたいな。何にも考えず、単純に楽しめました。2020/04/29
chikap610
8
禿げ先生、相変わらず主役以外はバタバタ死にますね。 今回はいい人も死んじゃいましたね… 続編あるのかな?2019/08/14