出版社内容情報
幕府が隠密裏に放つ二の矢、三の矢に、信州松代藩は絶対絶命の危機。藩存亡の命運は斬馬衆、仁旗伊織の大太刀に懸かる!
内容説明
老中土井利勝の奸計を砕いたものの、すぐさま江戸城惣堀浚いを命ぜられ、力を削がれていく信州松代真田家。執拗に纏わりつく公儀隠密に業を煮やした神祇衆の霞は、斬馬衆仁旗伊織を餌に探りを入れるが…。身内であるはずの沼田真田家御使者番までもが草と知れた。誰が敵で誰が味方なのか―。度重なる暗闘で鞘が割れ曲がってしまった伊織の大太刀に、藩存亡の命運が懸かる!
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
77
斬馬衆お止め記「破矛」下巻。斬馬衆仁旗伊織、大活躍すれど結果、家名と斬馬衆は継承されたが少しもの悲しい結末でした。2020/02/29
klu
13
主人公2人が頑張った割には、あまり報われない終わり方で後味の悪い読後感。解説部分は読み飛ばした。2018/11/10
わたしは元気
5
なんだか、武士って大変。 お家大事って、私には、理解できないかなぁ。 自分が、楽しければと考えてしまう。2021/07/11
goodchoice
2
なるほど~こんな終わりだったのか。上田物は何故かいじわる合戦になるのだろうか。2018/03/13
Giyaman Teialuji
1
いんやあ、途中まで読んで放棄してあったんだけれど、それでも内容を覚えていたから不思議。ちょっと面白かったかな。2024/01/10