出版社内容情報
あの伝説的な傑作ギャンブル小説に単行本未発表続編があった!ヒリヒリとした焦燥感と圧倒的なギャンブル描写は更にヒートアップ
内容説明
ナリタブライアンがよもやの敗戦を喫した。怪物ハイセイコー、皇帝シンボリルドルフ…。勝ち続けることの困難さを痛感する競馬記者の松崎達也。賭け事なら何でもござれで、競馬はもとより、麻雀ホンビキその他、高額レートでヒリヒリするような勝負に身を焦がす、人呼んで極道記者。ツキに見放されて真っ逆さまの奈落の底で、一世一代の大勝負に出るが…。伝説的賭博小説『極道記者』の続篇!巻末付録:わかりやすい手本引き。
著者等紹介
塩崎利雄[シオザキトシオ]
1944年、東京生まれ。競馬評論家。『東京スポーツ』競馬記者時代に同紙で連載した小説『極道記者』は、“ピカレスク小説の傑作”として故・寺山修司氏はじめ多方面で高い評価を得た。夕刊紙『日刊ゲンダイ』土曜版紙上で同時進行馬券小説『止まり木ブルース』を20年以上連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Walhalla
40
麻雀や競馬だけでなく、もう何だか良く分からない賭博の数々に手を染める主人公ですが、豪快すぎる賭け方とともに描かれる勝負師の心理が面白いですね。馬券を買うシーンが多いので、過去の競走馬がたくさん登場するのも面白いです。本作品とは少し離れますが、菊花賞で『弟は大丈夫だ!』と連呼した杉本清アナウンサーの実況が忘れられません。ビワハヤヒデとナリタブライアンの兄弟対決は、一度でも見てみたかったですね。私の予想では、兄貴が勝っていたと思います。2020/07/09
やすべえ
8
競馬記者のギャンブルの浮き沈み、悲哀を描いた物語。競馬の部分は実際のレースや馬、騎手等が詳細に描かれており買い目やその時の心理状況がわかりやすい。単勝1倍台とか馬連200円台なんていう配当はこういう人達が作ってるんでしょう。麻雀とか他の種目?は疎くて良くわからないですが臨場感は伝わってきて手に汗握る展開です。小説としてのまとまりはすごく良かったです。自分ではとても出来ないですが。2018/03/24
K
5
こんなに勝ったらやめとけよーと思う俺はギャンブルに向いてないのか。日本でカジノ解禁されたら手本引きとか丁半博打やればいいのにと思う。2018/01/17
韻踏み茶碗
1
ギャンブルとは何なのか、何なんだろうか それはさておき良い本です。ヒリヒリと背中に近づく破滅。2020/01/11
コツメ
0
牌が縦表記なのが残念。2018/04/30
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