出版社内容情報
公儀転覆を図る者に容赦ない鉄槌を下す明屋敷番は、江戸の危機を救う救世主となるか……。新シリーズ待望の第二巻!
内容説明
空き屋敷を調べる明屋敷番には、裏の任務があった。それは公儀の転覆を図る者には、容赦ない鉄槌を下すというもの。此度、明屋敷番を率いることとなった旗丘隼兵衛は、青山美濃守をかどわかさんとしている者どもを捕らえるために、渋谷村の黒い家を訪れた。そこで、撓る剣を操る黒装束の男に襲われて…。相次ぐ裏切りの中、隼兵衛は任を果たすことができるのか!
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、第一回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』へと改題)で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
86
明屋敷番秘録「斬」誰が味方で、誰が敵なのか見えてこないですね、撓る剣の相手も次巻あたりにはもう少し展開が見えてくるのか。2018/06/28
真理そら
13
「北町奉行所捕物控」(長谷川卓)で明屋敷番を印象的に扱っていたので題名に惹かれて買ってみた。そしてシリーズの2作目だと気づいて、1作目の『謀』から読み始めた。『謀』では主人公が手柄を立てたのに思いがけない処分を受け明屋敷番調役にいわば左遷されるまでを描いていた。『斬』で本格的に明屋敷番としての密命を果たすが、敵味方入り乱れての剣戟が楽しい。隼兵衛は撓る剣には対応できたが、まだショーテルには出会っていない。次作ではショーテルとの闘いになるのかな。2018/04/24
ひさか
4
2017年11月徳間文庫刊。書下ろし。シリーズ2作目。チャンバラシーンに迫力があります。敵はいったい何者なのだろう。事件は謎が、謎を紡ぐように進み、次巻がとても気になります。2018/02/19
山内正
3
道場主が殺された 首を切られ 明屋敷番旗丘隼兵衛は老中青山美濃守を陰護衛を任されるが 殿中御用部屋の美濃守が組頭に腹を 刺され即死する!組頭を追ううち しなやかな剣の男が浮かぶが 幕府に謀反を企てる陰が浮かぶが 謎が広がる。2018/10/16
一五
1
新シリーズ?! まだ馴染んでないな。主役は相変わらずの遣い手、あたりまえか。今んとこ湯瀬の方が強そうだ。2018/10/15