出版社内容情報
熱烈信者を集める寺の恐怖の正体!「この時代小説がすごい!2016年版」文庫書き下ろし部門1位に輝く妖草師シリーズ第4弾
内容説明
(この寺はどこか怪しい…)伊勢を訪ねた絵師・曾我蕭白は、熱烈な信者を集める寺を知った。草模様の異様な本尊、上人の周りで相次いだ怪死。蕭白は京の妖草師・庭田重奈雄に至急の文を…(表題作)。江戸中期、この世に災いをなす異界の魔草に立ち向かう若き妖草師に続々と襲いかかる凶敵草木。一途に彼を思う椿の恋敵か、美貌の女剣士も参戦。人気沸騰の時代伝奇、書下し連作集。
著者等紹介
武内涼[タケウチリョウ]
1978年群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、映画・テレビの制作に携わる。第17回日本ホラー小説大賞最終候補作を改稿した『忍びの森』で2011年デビュー。15年、「妖草師」シリーズが「この時代小説がすごい!2016年版」(宝島社)文庫書き下ろし部門1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
123
図書館の新刊コーナーで見つけて、「この時代小説がすごい!2016」“文庫書き下ろし部門”第一位の妖草師シリーズということで読みました。武内涼、初読です。夢枕獏や京極夏彦の系統の伝記歴史小説の連作短編集です。オススメは女性の怨念が悲しい『赤山椿』です。妖草師とは著者の全くの創作なのでしょうか?2017/10/20
み
27
さくさくと♪短編集で読みやすかったです。今作では、ハッピィな椿さんかと思えば、やきもち(>_<)あらまぁ、椿さんから妖草が育つかと思って読んでましたよ。ネガな気持ちはゼロにはできないものの、できる限り心穏やかに過ごしたいもんだわ。2018/07/12
禁酒パンヤ
4
シリーズ4弾です。今回は短編で前作よりもライト感ありでした。江戸にも妖草師を置くことになり、かつらという女性が重奈緒に弟子入りに。やきもちする椿と挑発的なかつらのやりとりは、あんまり快くないけど(苦笑)。無限如来が面白かったかも。このシリーズもあと一巻のみ。一応最後まで読みます。椿の恋の行方はハッピーになるのかしら。2023/11/11
woo
4
一応完結?それなりに面白いんだけど、「この時代小説がすごい」で1位になる程かと言えば…2020/06/03
トラジ
3
妖草のバリエーションも増え使い慣れてきて、まるで妖術使いみたいで面白い。この世界観を保ちながらより広げて続けてほしい。2017/09/27
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