出版社内容情報
新製品のキャンペーンで80組のカップルを招待して京都に向かった豪華列車から主催者の女が消え、殺人事件が…!?新製品キャンペーンのため、豪華な展望車とコンパートメント車両の臨時列車で京都に向かった時計会社の社長令嬢・楠木かおりが忽然と姿を消す。だが、彼女には失踪や自殺の動機は見当たらない。そんな折、列車内で女性客の縊死体が発見される。謎が謎を呼ぶ難事件に十津川警部の推理が冴え渡る! 西村鉄道ミステリー初期の代表的長篇。
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。トラベル・ミステリーの第一人者。65年『天使の傷痕』で第10回江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で第34回日本推理作家協会賞、2005年、第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。著作は570冊を超えた!
内容説明
新製品キャンペーンのため豪華な展望車とコンパートメントを連結した欧風サロンエクスプレスで京都に向かったワールド時計の社長令嬢・楠木かおりが忽然と姿を消した。だが、彼女には失踪や自殺の動機は見当たらない。そんな折り、列車内で招待客の女性の縊死体が発見されたのだ!?謎が謎を呼ぶ難事件に十津川警部の推理が冴える!西村京太郎鉄道ミステリー、初期の代表的長篇!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年、東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とも
17
昭和60年刊行か。まだこの時代は日本では女性が軽視されてた年代やったんかなぁ。コンビを組んだ女性刑事を軽視する発言を男性刑事がバンバンしてるのに、周囲も「まぁまぁ」的な受け取り方やもん。今ならちょっと考えられん。それに、そこかしこでスパスパ煙草をみんな吸ってるのも時代やなぁと。 十津川警部も亀井刑事も今回はそんなに活躍はせず、期待していた名コンビの冴える推理も鳴りを潜めてた感じ。 次に期待。2023/03/28
まり
10
図書館本。まんま2時間ドラマを見ているような気分で楽しく読めた。犯人が意外すぎてビックリだったし状況も二転三転して本格的だった。三沢刑事が結構、イヤな感じなのが時代なのかなぁ〜と思った。2022/11/28
orion_rigel
4
鉄道好きだったので昔、良く西村さんの列車物を読んでいた。暫く読んでいなかったのだが、先日亡くなられたとのことで、久しぶりに手に取ってみた。国鉄時代の話だけど列車ものはやっぱり面白い。トリック分からなかったし。十津川警部の捜査力はすごいのだけれど、少し省略してるところがあるように思った。時刻表の隙間をつくようなトリックだったら尚、良かったかな。2022/04/08
あきさん
2
謎が残ったまま読了。楠木かおりはどうやって誘拐されたのか?水谷夫妻は結局無関係?等々・・。しかし、サラッと読めるのは西村作品(^ ^)2017/12/28
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