出版社内容情報
金刀比羅宮を仰ぎ見る瀬戸内の塩飽衆に自治特権を与えた家康の朱印状が狙われた! 田安一橋一派の仕業か? 慎之助の刀が閃く!町火消し朝沼頭取の愛犬が伊勢参りを済ませて江戸へ帰ってきた――妙なことに、金刀比羅宮を仰ぎ見る瀬戸内の塩飽衆の元吉と奈々と名乗る、見知らぬふたりも一緒だった。事情を訊けば、彼らに自治の特権を与えた徳川家康の朱印状が狙われているという。朱印状は讃岐丸亀藩京極家の協力で仁清の壺に入れられ、船便で江戸に送られることとなったが、その途中、荒くれ者の船子がこれを奪って逃げ去った。無事に取り戻せるのか? 慎之助の剣が一閃する!
麻倉一矢[アサクラカズヤ]
1947年、兵庫県生まれ。東京大学文学部卒業。コピーライターを経たのち、1987年に、『魔宮伝』(角川書店)で作家デビュー。著書に、『剣客大名柳生俊平』シリーズ(二見書房)、『やさぐれ大納言徳川宗睦』シリーズ(コスミック出版)、『無外流立志伝』シリーズ(富士見書房)などの人気シリーズがあるほか、『刀剣屋真田清四郎』(宝島社)、『徳川三国志』(徳間書店)、『豊臣家の黄金』『家康の野望』『鬼の吉宗』『一本槍疾風録』(以上、祥伝社)、『小西行長』『黄金戦線』(以上、光文社)、『後藤又兵衛』(学陽書房)、『剣王伝』(講談社)、『吉良上野介』(PHP研究所)など多数。
内容説明
町火消し朝沼頭取の愛犬がお伊勢参りを済ませて帰ってきたが、妙なことに瀬戸内塩飽衆の源太と佳奈と名乗るふたりも一緒だった。事情を訊けば、家康が塩飽衆に与えた朱印状が何者かに狙われているのを江戸の仲間へ報せに来たという。手掛かりは賊が落とした三つ引紋の印籠―戦国の世に海賊として名を知らしめ、今は旗本となっている三浦家の家紋に、心当たりのある慎之助は首を傾げる。
著者等紹介
麻倉一矢[アサクラカズヤ]
1947年、兵庫県生まれ。東京大学文学部卒業。コピーライターを経たのち、1987年に『魔宮伝』(角川書店)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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