出版社内容情報
表沙汰にできない揉め事を解決するプロ集団。死期迫った老ヤクザからの奇妙な依頼が事件の始まりだった。書下し長篇ピカレスク。表沙汰にできない依頼を違法すれすれの方法で解決する裏ビジネスのプロ集団シルバー・オクトパシー。メンバーのユリアが、昔の知り合いで入院中の広域暴力団元若頭を見舞う。男は死期が迫り、ユリアは遺言のように頼まれる。十六年の刑期を終え近く出所する二次団体の元組幹部に、五千万円余の現金と経を渡してほしい、と。これがとんでもない事件の発端だった！ 書下し長篇ピカレスク。
五條瑛［ゴジョウアキラ］
大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。
内容説明
表沙汰にできない依頼を違法すれすれの方法で解決する裏ビジネスのプロ集団シルバー・オクトパシー。メンバーのユリアが、昔の知り合いで入院中の広域暴力団元若頭を見舞う。男は死期が迫り、ユリアは遺言のように頼まれる。十六年の刑期を終え近く出所する二次団体の元幹部に、五千万円余の現金と経を渡してほしい、と。これがとんでもない事件の発端だった！
著者等紹介
五條瑛［ゴジョウアキラ］
１９９９年『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。２００１年『スリー・アゲーツ』で第三回大藪春彦賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
63
なんとなく手にとって。この本のせいではありませんが、時間かかった！吉原にある裏ビジネスの何でも屋、シルバーオクトパシー。美人のハーフ、ユリアの元、それこそ金を巡ってなんでもやる8人。根っからの極道で絶滅危惧種の浪岡。今回はその浪岡を守って欲しいと頼まれる。とにかく浪岡という極道の習性と気質が面白い。ヤクザっていろいろ面倒くさいけど、盃を守っていた時代には一つの家族だったんですね。キャラが把握できるほど長くないので、シリーズ化された方が楽しめそうです。2020/05/18
Ｒｉｎ
61
いつもより読みやすくて、突き抜けてて面白い！亡八たちのキャラも前作同様にハチャメチャ。でも信念はしっかりと持ってる。特に女性二人の存在感は抜群。中でもサオリのインパクトは色あせることなく、妖怪やら鬼畜やらと散々な言われよう。それでも彼らが憎めないシリーズ。単独で動いているようでチームワークもしっかりしているしお金の為に、依頼の為に上手くそれぞれが自分の役割を全うして問題を解決していく。何よりもぶれずに仕事をやり通す姿は気持ちがいい。まだ彼らの社長が登場していないので、次の作品も楽しみに待ちたいと思います。2016/09/06
momi
46
いゃ〜初読みの作家さんだけど…笑っちゃう楽しさがありました！！これはシリーズ第二弾！第一弾は単行本で未読！登場人物が沢山でてくるし、やはり順番に読んだほうがもっと面白かったはず！裏ビジネスのプロ集団「シルバー・オクトパシー」見合った報酬さえ貰えれば、どんな汚れ仕事もする情報集団！１人の社長と8人の社員！皆んな個性派ぞろい！特にキャラの強い女性２人は最強〜！ヤクザも恐れるプロ集団にクスッとした笑いをもらいました！2016/09/26
マムみかん(＊ほぼ一言感想＊)
31
既読の単行本の文庫化かと思ってスルーしそうになりました(笑)。 文庫書き下ろしでシリーズ新作とは嬉しいですね。 今作は昔気質の極道 VS 最近の経済ヤクザ、そこに絡んで依頼を果たすシルバー・オクトパシーの社員たち…という感じ。 ユリアさん格好いいわ～。 サオリちゃんは相変わらず下品だわ～。 そして、鈴木くんは下僕のままなのね～(笑)。 ダークヒーローのチームものとして気軽に読め、スッキリできます☆2016/08/28
Syo
27
う〜む。 面白い。 かな。2021/09/05
